NIPPON在住の、NIPPON通による、NIPPONのこれからのためのキーワード。No.11
miwezon
2015/01/30
2020年に向けて。そしてもっとその先を見据えて。日本はどこを目指すべきでしょうか? どうなると良いでしょうか? 多様性が大事とますます叫ばれそうな予感の今年、まずは多様な意見を聞くことから始めてみたいと思います。
ご登場いただくのは、海外のご出身で、日本にお住まいの15人の方々。日本の外からと中からの両方の視点で、またご活躍のフィールドのプロの視点で、示唆に富んだ多様なキーワードを「書」で表現していただきました。
好きな日本の言葉は「おかげさまで」。なんとアフリカのベナンにも、まったく同じ意味の「miwezon(ミウェゾン)」という言葉があるんです。(じつは「お疲れさま」と同じ意味の「ミクデウ」という言葉もあるんですよ!)日本とベナンは遠く離れていますが、日本人もベナン人も、相手を敬い感謝する気持ちを大切にしてきたからこそ、生まれた言葉なのだと思います。東京などの都会では、少しずつ人と人のつながりが薄れてきているように感じますが、人は誰でも誰かに支えられて生きているのです。どんなに技術が進歩して便利な社会になっても、「おかげさま」と相手を思いやる気持ちを忘れない日本であってほしいと思います。
電通総研 ジャパン・スタディーズ・グループ とは
2020年とその先に向けて、日本の魅力や強みの研究チームを電通総研に設立しました。国内外の様々な領域の方々とのつながり、そして電通の中のすべてのリソースを活かした「ネットワーク型シンクタンク」を目指しています。電通ならではの独自なアプローチ、そして風を読んだその先のカタチを一緒に創っていけるチーム力で、簡単には答えが見い出せない日本の未来づくりに貢献していきたいと考えます。