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NIPPON在住の、NIPPON通による、NIPPONのこれからのためのキーワード。No.12

イレギュラー

2015/02/02

2020年に向けて。そしてもっとその先を見据えて。日本はどこを目指すべきでしょうか? どうなると良いでしょうか? 多様性が大事とますます叫ばれそうな予感の今年、まずは多様な意見を聞くことから始めてみたいと思います。
ご登場いただくのは、海外のご出身で、日本にお住まいの15人の方々。日本の外からと中からの両方の視点で、またご活躍のフィールドのプロの視点で、示唆に富んだ多様なキーワードを「書」で表現していただきました。

Mike Abelson_01 Mike Abelson_02

日本の職人さんがつくった繊細な和菓子。人がつくっているから、みな同じようで少しずつ違う。その違いこそ美しい。イレギュラーとはそういうこと。人はパーフェクトを目指すけど、偶然性に満ちたイレギュラーが味わい深さになるんだ。文字の下に描いたのは、大好きなさつまいも。自然のつくったものはイレギュラーそのものだよね。どれも形が違うし味も違う。食べる箇所によっても甘さが違う。機械がつくったものはこうはいかない。人の五感はイレギュラーが大好き。ほら、和紙のざらつきなんかとてもいい。イレギュラーを楽しむ。イレギュラーな行動を自分もとってみる。すると、素敵な気づきに満ちた、スペシャルな人生になっていくと思うな。


電通総研 ジャパン・スタディーズ・グループ とは

2020年とその先に向けて、日本の魅力や強みの研究チームを電通総研に設立しました。国内外の様々な領域の方々とのつながり、そして電通の中のすべてのリソースを活かした「ネットワーク型シンクタンク」を目指しています。電通ならではの独自なアプローチ、そして風を読んだその先のカタチを一緒に創っていけるチーム力で、簡単には答えが見い出せない日本の未来づくりに貢献していきたいと考えます。