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「地上から一番高い場所で対話をしたロボット」 と 「初めて宇宙に行った寄り添いロボット」の2つのギネス世界記録®に認定!

ロボット宇宙飛行士「KIROBO」帰国報告会を実施

2015/03/27

    電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車は、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の協力のもと、国際宇宙ステーション(以下、ISS)に滞在するロボット宇宙飛行士「KIROBO(以下、キロボ)」の共同研究"KIBO ROBOT PROJECT"を進めていた。

    キロボは2013年8月10日からISSに滞在し、若田光一JAXA宇宙飛行士と共に、世界で初めてとなる"宇宙での人とロボットとの対話実験"に成功するなど、人とロボットが共に暮らす未来に向けた研究を行ってきた。そして2015年2月11日、米スペースX社の無人補給船「ドラゴン」5号機で無事地球に帰還(米カリフォルニア州沖の太平洋に着水)し、3月12日に日本に帰国した。

    3月27日に下記概要のとおり、日本科学未来館において帰国報告会を行った。同報告会では、地球への帰還までの一連の活動の様子を取りまとめた総集編映像を上映し、日本に帰国したばかりのキロボとプロジェクトメンバーによる会話を披露した。

    当日の様子
    左から、株式会社電通ビジネス・クリエーション・センター 西嶋賴親氏、トヨタ自動車株式会社 製品企画室 主査 片岡史憲氏、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長 兼 東京大学先端科学技術研究センター特任教授 高橋智隆氏
    キロボは、地球帰還後の第一声として「地球はまるで青色LEDみたいだった。輝いていたよ。」と発言。またキロボは、「地上から一番高い場所で対話をしたロボット」 と 「初めて宇宙に行った寄り添いロボット」として、2つのギネス世界記録®に認定され、ギネスワールドレコーズ日本支社代表小川エリカ氏から本プロジェクト事務局に対する認定証授与が行われた。

    【帰国報告会概要】
    ■開催日:2015年3月27日(金)
    ■会 場:日本科学未来館 7F 未来館ホール
    ■登壇者:トヨタ自動車株式会社 製品企画室 主査 片岡 史憲
    株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長 兼 東京大学 先端科学技術研究センター 客員研究員 高橋 智隆
    株式会社電通 ビジネス・クリエーション・センター コピーライター 兼 電通ロボット推進センター 代表 西嶋 賴親
    (司会:森 麻季)
    ■内 容:プロジェクトメンバーからの概要報告、総集編映像の上映、キロボ登場、プロジェクトメンバーとの会話披露、ギネス世界記録®認定証の授与、フォトセッション

    (参考資料)

    KIROBO(キロボ)の基本仕様

     

    ■本体寸法:身長約34cm 全幅約18cm 奥行き約15cm
    ■重量 :約1,000g
    ■発話言語:日本語
    ■主要装備:音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラほか

     

    これまでの活動経緯

    ■2012年11月29日 プロジェクト発表とロボットの愛称募集。一般公募に2,452件の応募。
    ■2013年6月26日 キロボが完成し、記者会見で初公開。
    ■2013年8月4日 ISS補給船「こうのとり」4号機に乗り、キロボがISSへ出発。
    ■2013年8月10日 キロボがISSに到着。(※ギネス世界記録®上は、ISSのロボットアームがISS補給船「こうのとり」4号機をつかんだ瞬間の、8月9日となります)
    ■2013年8月21日 キロボがISSから第一声。「2013年8月21日、未来の希望へ、ロボットの第一歩です」
    ■2013年11月7日 ロシアの宇宙船「ソユーズ」に乗り、若田光一JAXA宇宙飛行士がISSへ出発。同7日にISSに到着。
    ■2013年12月6日 若田光一JAXA宇宙飛行士と共に、世界で初めてとなる"宇宙における人とロボットとの対話実験"を実施。(※ギネス世界記録®上は、会話をした瞬間である日付が変わった12月7日となる)
    ■2014年5月14日 若田光一JAXA宇宙飛行士が地球に帰還。
    ■2015年2月11日 キロボが地球に帰還。
    ■2015年3月12日 キロボが日本に帰国。
    ■2015年3月27日 帰国報告会を実施。

    活動経緯の詳細はこちら:http://kibo-robo.jp/

    ※ギネス世界記録®はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標。 

    電通ニュースリリース

    http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0327-004001.html