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2016年デジタルの10大潮流No.3

「検索」はここまで進化する

2016/02/08

前回に引き続き、電通イージス・ネットワークCaratの「TOP 10 TRENDS」から2016年の大潮流を紹介します。

top trend

今や世界中で、モバイルでの検索がパソコンを上回る。音声や画像、位置情報でも検索され、その結果はよりパーソナルなものになってきている。

Googleの検索広告では、デモグラフィックデータに基づいたターゲティングが可能だ。

個人情報を一括管理し、要望に合わせて情報を提供してくれる「パーソナルアシスタント」アプリも続々と登場している。ユーザーの潜在的なニーズを検索するより先に捉え、刺激する。Google Nowは、ユーザーがいつどこにいるかなどの状況を把握し、必要な通知を行い、ニーズを予測する。同様のサービスは、Bing、Facebook、Baiduなどでも提供や開発が進む。

また、Googleはアプリ内部を対象とする検索機能を検証中だ。ユーザーのデバイスにないアプリ上のコンテンツも、アプリをダウンロードすることなく検索結果としてストリーミングされる。アップルのSiriやマイクロソフトのCortanaは声による検索機能を積極的に強化し、Googleに対抗する構えを見せている。


広告主はできるだけ多くの検索プラットフォームに、自社ブランドを露出することが大切になってくる。検索の対象となる属性などがプラットフォームによって異なるため、オーガニック(自然)に検索で上位に来ることは期待できない。新しいブランドにとっては上位に来るのは一層難しいため、検索エンジンを軸にした戦略は問題が多いだろう。