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アドバタイジングウィークがやってくる!No.1

失礼ですが、アドバタイジングウィークってなんですか?

2016/03/16

はじめまして、イザワです。
いよいよ、日本でもAdvertising Week(アドバタイジングウィーク)が開かれる! こりゃ、びっくりポン! と、驚いたあなたは、相当の広告ウォッチャー、もしくはマニア、あるいはオタク、はたまた専門家!? ともあれ、電通人であっても、博報堂ピープルであっても、アドバタイジングウィーク日本上陸の事実をご存じの方は、そう多くはないでしょう。ワタクシも、電通グループの端くれですが、恥ずかしながら、その存在すら認識しておりませんでした。

しかし、アドバタイジングウィークは、広告業界のすべてが分かるという触れ込みで2004年にスタートし、昨年の本家「アドバタイジングウィーク」は、延べ9万8000人以上が参加したとのこと。コミュニケーション業界に籍を置く者、これは押さえてしかるべき! そこで本シリーズでは、今年5月に日本で初開催される「アドバタイジングウィークアジア」がなんたるかを体当たり取材で明らかにし、みなさまにその全貌をお知らせしようと思います。

申し遅れましたが、ワタクシ、電通パブリックリレーションズのイザワと申します。PRの面白さや可能性をお届けする当社のオウンドメディア「週刊?!イザワの目」の編集長でもあります。(この連載を通して、ワタクシ「イザワ」についても知っていただければと思います)

ワタクシがイザワです。カラフルな服が好きです

ワタクシがイザワです。カラフルな服が好きです

まずは、アドバタイジングウィ-クアジアの広報事務局に取材を申し込んでみるか…。ん? って、これ、社内やん! 当社もさまざまな広報事務局を請け負っているけど、これもだったとは…。担当は池上翔くん(#年下 #長髪 #ちょびヒゲ #仕事できる)か。基本情報は収集できそうなので、まずは池上くんに聞いてみるとしましょう!

長いので、アドウィと略します。

イザワ:どうも、イザワです。

池上くん:先輩、こんにちは。今日はアドバタイジングウィークアジアのご取材と聞いています。

アドバタイジングウィークアジアの広報事務局担当、池上翔くん
アドバタイジングウィークアジアの広報事務局担当、池上翔くん

イザワ:そうなのよ。聞くところによると、2004年に始まった「アドバタイジングウィーク」は、毎年盛況らしいじゃない。2013年からは「アドバタイジングウィークヨーロッパ」も開催されているというし…。そういう意味では、アジアは最後のとりでってわけか。

池上くん:詳しいですね! では取材は終わりということで。

イザワ:いや、いや。もう少し聞かせてよ。どういう雰囲気で何をやるのか、とかさ。失礼ですが、アドバタイジングウィークの存在も今回初めて知ったので…。

池上くん:そうですよね。ではまず、昨年、僕がアドバタイジングウィークに行ってきたので、その話をします!

イザワ:うん、お願い。あ、本題に入る前にちょっといいかな。アドバタイジングウィークって長すぎると思わない? 原稿にする時、タイプミスしやすいし、面倒だから、アドウィ(イントネーションはウィを半上げ)って略すことにしたから! いいよね!

池上くん:広報事務局的にはNGですけど…。

イザワ:(無視して)で、アドウィはどんな感じなの?

池上くん:(この連載の中だけならいっか、と、気を取り直して)もともとは、アメリカ広告業協会(AAAA)が「広告」を社会にアピールするために2004年に立ち上げたイベントで、今年で13回目。「トライベッカ映画祭」のようなものを目指してスタートしたらしいです。

イザワ:あぁ、アメリカ同時多発テロの翌年の2002年から、ニューヨークの復興を願って、ニューヨーク市マンハッタンのトライベッカで毎春開催されるようになった映画祭のことね。

池上くん #年下 #長髪 #ボーダー #仕事できる
#年下 #長髪 #ボーダー #仕事できる

池上くん:(むむ、この人、意外なところでマメ知識を入れてくるな…)そ、そうです。

イザワ:で、ニューヨークのアドバタイジングウィークが好評で、2013年にロンドン、そして今年東京と、開催都市を増やしているわけね。

池上くん:そのとおりです。いずれも開催都市を中心に、周辺各国から人が集まります。

ニューヨークのど真ん中で、広告業界についてさまざまな角度から吸収できる4日間

イザワ:で、ニューヨークのどんなところで何が楽しめるの?

池上くん:ニューヨークはマンハッタンのど真ん中、タイムズスクエアという、まさに広告をシャワーのごとく浴びられる場所を中心に、BBキング・ブルースクラブ&グリル、リバティシアターなどのライブ会場やNASDAQマーケットサイトなど、ニューヨーク市内18会場で、さまざまなセミナーやワークショップ、ライブやコメディーショーなどが楽しめるんです。

ニューヨークの中心地、タイムズスクエア
ニューヨークの中心地、タイムズスクエア

イザワ:街をあげてのお祭り騒ぎ??

池上くん:街全体が染まる、というわけではありませんが、各会場は立ち見が出るほど盛り上がってますね。なんたって、4日間の開催期間でイベント数は260以上、総参加者数は9万8000人以上ですからね。

イザワ:例えば、どんなイベントなんだろ?

池上くん:まず僕が参加したのは、アメリカのテレビネットワーク大手ABCがスポンサードした、ブレックファースト・ミーティングです。朝ごはんをいただきながら、セッションを聞くんですよ。

ブライアントパークグリルで開かれた、ABC主催のブレックファースト・ミーティング
ブライアントパークグリルで開かれた、ABC主催のブレックファースト・ミーティング

イザワ:オシャレ! しかも朝食が豪華そう!

池上くん:(そこかよっ!)ABC NEWSのキャスター、Elizabeth Vargasがモデレーターとなり、同局の政治担当リポーター、Jonathan Karlと、統計学者のNate Silverが対談しました。Nate Silverは、自分でもFive Thirty Eightというメディアを運営してるんですよね。ジャーナリストとしてニュースとどう向き合っているか、とか、取材現場の裏側などを話してくれました。あとは、DANのNigel Morris CEOとマスターカードのCMO、Raja Rajamannarによる「デジタルの世界でレガシーブランドはいかにしてパイオニアになれるか」というテーマの講演も興味深かったです。

イザワ:ふ~ん(そこはあんまり興味ないや)。

池上くん:ちょっと、ちょっと! もう少しリアクションあるでしょ! ほかにもここでしか見られない競合同士のセッションとか、Facebookの大物が登場するとか、現地に行かないと味わえないことがたくさんあるんですよ! 広告業界について、さまざまな角度から情報を吸収し、刺激を味わえる4日間なんです!

メイン会場で行われるセミナーの様子
メイン会場で行われるセミナーの様子

イザワ:ふ~ん(さらに興味ないや、英語のセッションだしな~)。ライブとかもあるの?

池上くん:(おいおい、それでも、電通グループの一員かよ!)セミナーも面白いんですが、コメディーショーとかライブパフォーマンスとか、ネットワーキングパーティとかもそこかしこで開催されています。

ライブは大盛り上がり
ライブは大盛り上がり

イザワ:広告業界のネットワーキングは、「いい仕事」がベースにありつつも、一緒にお酒を酌み交わす時間が生む「一体感」というか、Face to Faceのつながりが大切だもんね~。ワタクシ、もっぱら、それ専門ですよ(笑)。

お酒とチャーハンが好きです
お酒とチャーハンが好きです

池上くん:先輩はお酒もそうですけど、やっぱりチャーハンですよね~。

イザワ:はい、チャーハンの力で、広告業界の重鎮とも親しくさせていただいております(笑)。日本での開催は5月30日から6月2日の4日間だそうだけど、そういうイベントも計画されているのかな?

池上くん:現段階でお話しできることは少ないのですが、オープニングガラは増上寺で行われる予定です。あとは、六本木の東京ミッドタウンやEX THEATERを中心に、さまざまなセミナーやワークショップが開かれる予定です。

本家、アドバタイジングウィークでもオープニングガラは大勢の来場者でにぎわう
本家、アドバタイジングウィークでもオープニングガラは大勢の来場者でにぎわう

イザワ:ニューヨークの話でだいぶイメージできてきたけど、セミナーやワークショップというと、アドテックと似てる気もするんだけど、どう違うんだろう??

池上くん:そのへんの話は、アドウィアジアの事務局長である、笠松良彦さんに聞いたほうがより詳しくわかると思うので、ぜひ紹介させてください!

イザワ:(あ、とうとう「アドウィ」って使ったね。ニヤリ)笠松さん! 元メディアシェイカーズで、今はイグナイトの代表ですよね。面識ないけど、おうわさはかねがね! では、案内、よろしくお願いします。

池上くんとイザワ
ツーショットに付き合わされるワタクシ、イザワ…

次回は、アドウィアジアの事務局長の笠松良彦さんにお話しを聞きに行きます!