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電通総研「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」、東京学芸大学と連携し、6つの学校で共同研究・実践授業を順次スタート

2016/07/19

    7月19日に配信された電通ニュースリリース文面は以下の通りです。


    2016年7月19日

    電通総研「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」、
    東京学芸大学と連携し、6つの学校で共同研究・実践授業を順次スタート

    株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直)の電通総研が次世代人材育成のための方法論の体系化と全国の教育機関サポートなどのために立ち上げた「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」(2015年10月設立、http://dii.dentsu.jp/activelearning/)は、東京学芸大学の小林正幸研究室と連携し、6つの学校で共同研究・実践授業を順次行っていくことにしました。

    2016年に第1期の共同研究校となったのは、八王子市立弐分方小学校、中央区立明石小学校、東京都立多摩科学技術高等学校の3校、また実践校は、大阪府立金岡高等学校、神奈川県立元石川高等学校、高崎商科大学の3校です。

    それぞれの研究・実践では、電通が広告ビジネスや独自の社会貢献活動で培ってきたアイディエーション(発想)やプランニングメソッドなどの知見やノウハウをもとに、多様な授業スタイルや研究のためのアプローチ方法を探っていきます。6つの学校で推進する授業カリキュラムや研究・開発プロジェクトは、小林研究室の監修のもと、電通がプロデュースしていきます。
    2017年初頭には、研究内容の発表や実践方法をシェアする活動も行う予定です。

    各学校における具体的な共同研究・実践授業の内容は次のとおりです。

    <共同研究の内容>

    ■八王子市立弐分方小学校
    生徒の授業への興味を引き出し、モチベーションを上げ、主体的な学びを導くにはどうすべきか。授業の「導入」の声掛けや、学んだ知識を自分ゴト化する「ゴール」の工夫などを中心に、現状の指導案にプラスする形で、教員が事前に授業をプランニングするための方法を模索中です。

    ■中央区立明石小学校
    「協働的に学ぶ授業」の研究に取り組んでいきます。研究協議のやり方を見直し、一人一人の先生が今日の授業の良いところや問題点を付箋に書き、模造紙に貼っていくことからすべてが始まります。そして、ベテランも若手も同じ立場で意見を述べ、次の授業プランへと反映させます。「教師が変わると授業が変わる」を実践していきます。

    ■東京都立多摩科学技術高等学校
    先進的な理数教育を実施する学校として、文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されています。知識の習熟を目的とした既存の授業とは一線を画すことで、発生するさまざまな現場の問題を一つ一つ議論していきます。これまでとは異なる授業スタイルを通して、先生の役割や立場の変化、成果物の評価方法などの新しい研究を行います。

    <実践授業の内容>

    ■大阪府立金岡高等学校
    他の学校に先行し、2016年4月から総合学習の枠で「探Q『変な授業』」と題した共同授業を行っています。対象は2年生362名。「株式会社電通 金岡高校支社?」という架空の支社の社員という想定で、コミュニケーションや課題解決などの授業ニーズに合わせてクリエーティブ、発想、マーケティングの授業を行っています。2学期も継続予定です。

    ■神奈川県立元石川高等学校
    2017年度から2年生を対象に新しい選択科目が導入される予定です。科目名は「アントレプレナーシップ」。課題を発見・解決するための力を養う実践的な授業を展開していきます。研究所は、企業向けのマーケティングサポートやサービス開発の知見をもとに、テーマの設定や実践フィールドの提供、プロジェクトマネジメントのサポートを行っていきます。

    ■高崎商科大学
    枠にはまらない、これからの若者を育成するため、高崎商科大学と企業3社(㈱アドビシステムズ、㈱楽天、㈱電通)が協同で実施する産学連携プロジェクト「3.5本の矢」の1社として参加します。就職活動のためのツールではない、学生の豊かな人生のきっかけになるような自己分析・自己発見の方法を共同で研究しています。9月2日、3日に「世界初の自己発見の方法」についての共同授業も行う予定です。

    以上


    電通ニュースリリース
    http://www.dentsu.co.jp/news/release/2016/0719-008989.html