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キッズ・レボリューション

セカイメガネ №10

  • Joseph Indra Dean Chiam

2013/07/24

キッズ・レボリューション

この国で起きることに私はまだ時々驚かされます。
他の東南アジア諸国と比較して、ベトナム広告市場は
まだ新しいのです。外国の広告会社に初めて営業許可が下りたのは
1998年(政府は90年に広告解禁)。
この事実がいまベトナムをとても面白い場所にしています。
なぜかって?
その疑問に答える前に、広告の世界に起きていることを
俯瞰(ふかん)してみましょう。私たちの世界は
デジタル革命の真っ最中です。専門領域同士の垣根が低くなり、
もはやなくなりつつあるようです。無限の可能性に満ちた、
ワクワクする時代がやって来たのです。
その革命が、ほんの十数年前に
本格的に広告ビジネスが始まったばかりのこの国にも
もたらされました。なんでも面白がれる年頃のキッズに
魔法のつえを与えたようなものです。ベトナムは貪欲に
流行や技術を取り入れています。大都市だったらどんな裏通りでも
Wi‐Fiが使えます。iPhoneを持っている
タクシー運転手が大勢います。
ベトナム風の「江南スタイル」「ハーレムシェーク」が
数カ月前に動画サイトで公開され、口コミで広がっています。
いくつかのブランドはそうした現象を、
もうちゃっかり商売に活用しています。
2011年ニールセン国際調査によれば、
ベトナムではテレビがまだメディアの王様です。
一方オンライン広告に何らかの影響を受けていると答えた
ベトナム人は40~50%。ベトナム以外の東南アジア諸国では
19%でした。
これまでどこの国、地域でも起こり得なかった広告業界の誕生を、
私たちはたった今、この国で目の当たりにしています。
生まれた赤ん坊はすくすく成長を続け、
いまやかっこいいツールや技術を身に付けたキッズに
成長しました。私たちベトナムの広告会社の最大の役割は、
彼らが手にした道具を最大限活用できるよう
力を貸すことだと私は信じています。
いまベトナムにいる私がワクワクしている理由が、
みなさんにももうお分かりいただけたでしょう。

(イラストレーションも筆者)

(イラストレーションも筆者)

(監修:電通イージス・ネットワーク事業局)