脱広告換算のPR効果測定・分析モデルを開発
2017/07/06
電通パブリックリレーションズは7月4日PRの効果測定・分析モデル「Reputation Matrix(レピュテーションマトリックス)」を使った新サービスの提供を開始した。
「Reputation Matrix」とは、企業・組織のPR活動を、露出の「量」とレピュテーションの「質」の両面から把握できる新しい効果測定・分析モデル。目的や予算に応じて、さまざまな調査を組み合わせることで、総合的に分析を行う。
同モデルは、PR効果を広告換算値で評価することが実態に即していないとする「バルセロナ原則」※を提唱する海外PR業界のトレンドとも連動している。
※バルセロナ原則: AMEC(International Association for Measurement and Evaluation of Communication:国際コミュニケーション測定評価協会) が2010年に発表、2015年に「バルセロナ原則2.0」として修正、七つの原則がある。
ソーシャルリスニング、ターゲット調査、企業魅力度調査、報道レピュテーション調査、報道状況分析、報道論調分析など各種調査の結果を「Reach Point」という新たな効果測定基準で一元的に統合しつつ、個別キャンペーンの効果測定から、経営レベルでの広報戦略策定における基礎データとしての活用も可能だという。