書籍『広告コミュニケーションの総合講座 2018』発刊
2018/01/09
2017年12月20日、『広告コミュニケーションの総合講座 2018』(発行:日経広告研究所、発売:日本経済新聞出版社)が刊行された。
本書は、2017年7月に開催した第50回「広告総合講座」(六つのテーマ別に合計19講義)を再録したもの。
広告・マーケティングビジネスに日々携わる各界の講師が急速に変貌する広告コミュニケーションの最新動向の背景や課題を体系的に分かりやすくひもといている。
広告に携わる人や広告業界を志望する学生に役立つとともに、研修・学習などのテキストとしても活用でき、一般ビジネスマンにとっても広告ビジネスの全体像を理解する上で格好の一冊だ。
【目次】
第Ⅰ章 構造変化に対応した統合戦略
①ソーシャルメディア時代の広告コミュニケーション統合戦略
田中洋 中央大学大学院戦略経営研究科教授
②“表現”から“行動”へ―変化する広告コミュニケーション
細田高広 TBWA\HAKUHODOシニアクリエイティブディレクター
③「企業コミュニケーションの統合戦略」
山縣亜己 ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング メディアダイレクター
④広告コミュニケーションの統合戦略を巡って―田中、細田、山縣3氏によるトークセッション
第Ⅱ章 新時代の広告コミュニケーションの実践
①広告の価値を再考する―消費者の広告態度を通して―
山口浩 駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授
②戦略的コミュニケーションプランニング
河合健太郎 マーケティングコンサルタント(元アディダス ジャパン)
③デジタル広告の効果測定が広告主に与える価値
今田智仁 ニールセン デジタル シニアアナリスト
第Ⅲ章 マスメディアの価値と今後の可能性
①新聞メディアの価値と今後の可能性-最近の注目事例とビジネスモデルのリノベーション
北原利行 電通メディアイノベーションラボ メディアイノベーション研究部 研究主幹
②テレビメディアの新たな取り組み―民放公式テレビポータル「TVer」の可能性
龍宝正峰 東京放送ホールディングス メディア戦略室長
③交通広告・OOHメディアの価値と動向―デジタルシフトと最新事例
山本孝 ジェイアール東日本企画 交通媒体本部 デジタルサイネージ推進センター長
第Ⅳ章 デジタルの現在と今後の展開
①DMPのマーケティング活用―DMPは本当に有効なのか?登場 後、3年経過した今、改めて問う
柴田貞規 博報堂DYメディアパートナーズ データドリブンビジネス開発センターDMP部 部長
②Mobile Moves People ―モバイルが消費者を動かす
近藤宇洋 フェイスブック ジャパン マーケティング本部長
③動画でコミュニケーションし行動し物を買う時代
森川亮 C Channel 代表取締役社長
第Ⅴ章 人を動かす広告
①宇宙人ジョーンズ、12年目の真実
福里真一 ワンスカイ CMプランナー/コピーライター
②味の素の広告におけるグローバルスタンスでの表現戦略とは?
名久井貴詞 味の素広告部兼グローバルコミュニケーション部 クリエイティブ統括部長
③「UQモバイル」のコミュニケーション戦略―新たな価値を伝える
西山暢一 UQコミュニケーションズ 販売促進部長
第Ⅵ章 ブランドを育てる
①コカ・コーラの統合型コミュニケーションとメディア戦略
今西周 日本コカ・コーラマーケティング本部IMCコネクションプランニング&メディアディレクター(統括部長)
②富士フイルムのヘルスケアブランディング―3C分析が通じない時代のコミュニケーション戦略
松本考司 富士フイルム宣伝部長兼富士フイルムホールディングス経営企画部ブランドマネジメントグループ長
③企業の「志」が、生活者を魅了する。―IMC成功の鍵は、コピーライティングにあり
梅田悟司 電通 プロモーション・デザイン局統合ディレクション室 コピーライター/コンセプター
※執筆者の肩書は、2017年7月当時のものです。