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キメゾーの「デジタルソリューションがよく分かっていねえ」No.4

Click AD® (プラットフォーム・ビジネス局 上原 拓真)

2013/12/24

あらゆるマスメディアとスマートデバイスをつなげ、コミュニケーションを生み出す「Click AD®(クリックアド)」。 その正体に迫るべく、全く何も分かっていないキメゾーが、担当者の電通プラットフォーム・ビジネス局上原拓真さんに話を伺ってきました。

上原氏とキメゾー
 

──あんたの職業を当ててやろう。その鋭い眼差し…個性的な髪型…。ずばりビジュアル系バンドのボーカルだ!

上原: 研究員です。

──ビジュアル系の研究員か?

上原: プラットフォーム開発の研究員です。
武蔵野美術大学に行ってたんですけど、もっと全体的なことをやりたくなって、総合職で今とは違う広告会社に入り、営業をやりはじめ、次第にマーケにも手を出し、研究が好きになり、デジタルにも興味を持ち、今に至ります。

──ずいぶん気が移ろいやすいんだな。恋愛でもそうなのか?

上原: (笑顔で)いえ、わりと一途な方です。

──で、今は何をやってるんだ?

上原: 「Click AD®」というプラットフォームを開発して、その仕事をしています。

──クリック…? なんだそれ。バンド名か?

上原: いえ。
スマホでいろんな広告と連動して、生活者のみなさまの毎日を、もっと楽しく、便利にするプラットフォームです。

──つまりなんだ?20文字以内で答えてくれ。

上原: (圧倒的に無視しながら)例えばテレビCMを見ていて、キャンペーン告知に興味を持っても、そこからパソコンを開いて、キャンペーンページに行って、応募フォームを入力して…って大変ですよね?
でもClick AD®だと、アプリを立ち上げてスマホをテレビCMにかざすだけで、キャンペーンに参加できたりするんです。

──いいじゃないか。他にはどんなことができるんだ?

上原: 例えばこれはカカオジャパンと一緒に作っている「Stac」というサービスなんですけど、いろんなコンタクトポイントでポイントを貯められるんです。

──話が難しいと俺は泣くクセがあるんだ。泣かれたくなければ、もっと分かりやすく言ってくれ。

上原: 例えばコンビニに行って、店内の音声を認識するだけで、スタンプが貯まり、簡単にクーポンを入手できたりします。
音声だけでなく、QRコードを読み取ったり、色々なやり方で、スタンプが貯まるんです。

──あんたやるじゃないか。ただのバンドマンじゃないな。

上原: 研究員です。
 その他、最近では色々な企業と組んでClick AD®を活用しています。
 例えばこれは、ロンドンオリンピックの時に実施した、NTTドコモの事例です。

──ずいぶん大きな会社じゃないか。

上原: オリンピック中継中のドコモのCMにアプリ を起動したスマホをかざすと、金・銀・銅のドコモダケ or 純金のドコモダケがプレゼントされる企画です。こちらは16万件の利用がありました。

──なぁ、俺お前のこと勘違いしてたよ。土下座していいか? なぁ。

上原: でも、まだまだ上を目指したいんです。
音声認識技術に関して、今も世界トップレベルだと思いますが、もっと高みにのぼりたいです。

──すごい向上心だな。ちなみに、最近いつキスしたんだ?

上原: 最近1年くらいしてないですね。
 その質問、Click AD®と関係ありますか?

──ない。ちなみに、Click AD®は今後どうしていくつもりだい?

上原: テレビとスマホだけにこだわってるんじゃないんです。
指輪型のウェアラブルデバイスからでもなんでも、とにかくユーザーのあらゆる刺激と同期した体験を提供して、色々なものをつなげたいです。

──テレパシーってことかい?

上原: そうかもしれません。

──最後に何か言いたいことはあるか?

上原: 僕は沖縄出身なんですが、お母さんが沖縄そば屋をやっているので、沖縄にいらした際はお立ち寄りください。「一方通行」というお店です!

──将来的には、おかんのソーキそばもClick AD®で売るんだろうな?

上原: うん、それもいいですね!

──ずいぶんお前のことが気にいったよ。ありがとうな。

上原: ありがとうございました。

──ちなみに俺が最後にキスしたのは10年以上前だ。なぁ、Click AD®で助けてくれよ。なぁ…。