2015年ミラノ国際博覧会 開幕500日前
2013/12/25
ミラノ国際博覧会(2015年5月1日~10月31日 イタリア・ミラノ市郊外)の開幕500日前となった12月17日、「日本館 プレス発表会」が東京・中央区のロイヤルパークホテルで開催された。政府は今年7月に同博への参加契約の調印を行い、日本館の出展が正式決定した。「Feeding the Planet、Energy for Life」(地球に食料を、生命にエネルギーを)をメーンテーマに、約140カ国・国際機関が参加を予定、2000万人の入場者を想定している。日本館は参加国中で最大規模の約4170平方メートルの面積で出展する。
「日本館」完成予想図 |
ミラノ博 会場イメージ |
冒頭、書家・紫舟さんのライブパフォーマンスで、日本館のテーマ「Harmonious Diversity ―共存する多様性―」が発表された。日本館参加機関・日本貿易振興機構(ジェトロ)の石毛博行理事長は主催者を代表し「世界の食料問題を緩和・解決する上で日本がいかに貢献可能かを示すとともに、日本食にまつわるさまざまな文化を紹介していきたい」とあいさつ。日本館総合プロデューサーの福井昌平氏は「日本の食に対する知恵と技が人類と共生社会に貢献できる、というメッセージをテーマに込めた」と説明、ロゴマークは、おもてなしを象徴する日本独自の「祝い箸」をモチーフにしたと明かした。
ミラノ博の主催者・エキスポ2015㈱のジュゼッペ・サーラ代表取締役はビデオメッセージで「日本は重要なパートナーだ。博覧会の実現に向けて共に歩み、力を合わせましょう」と呼び掛けた。
ステージでは日本館サポーターの任命式が行われ、歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅさんや、紫舟さん、東京海洋大客員准教授のさかなクン、2005年「愛・地球博」の公式キャラクター・モリゾーとキッコロが登壇、幹事省の林芳正農林水産相と松島みどり経済産業副大臣から任命状とピンバッジが授与された。林農相は「500日はあっという間に過ぎる。皆さんの発信力で日本中、世界中に情報を広めてほしい」と語った。
その後、政財界や関連団体、協賛企業などの関係者が出席し「出展発表会」が行われ、鏡開きと乾杯で同博の成功を祈念した。
林農相 |
ミラノ博公式サイト:expo2015.org/
日本館公式サイト:expo2015.jp