バンダイスピリッツ
プラモデルの新ブランド
「FUNPORTER」を発足
2019/02/19
バンダイスピリッツは1月15日、ホビー事業部で展開するプラモデルについて、「つくる喜び。発見する喜び。」をキャッチフレーズに、プラモデル事業の商品・サービスを総称する新ブランド「FUNPORTER(ファンポーター)」を発足した。
ネーミングには、プラモデルの本質的価値(つくる喜びと、それを通してそのものをもっと知る喜び)を国籍や性別、年齢を問わず、全ての人々にもたらす存在でありたい、との思いを込めたという。
今回の新ブランド発足には、国内外でのプラモデル市場の影響がありそうだ。
近年、海外へのプラモデル出荷数は、アニメのガンダムのプラモデル(ガンプラ)などを中心に好調な半面、国内ではほぼ横ばいで、新規顧客の獲得がメーカーの課題とされる。
同社は2月14日、新ブランドの発表会を文京区の東京ドームシティGallery AaMoで行ったのに続き、翌日から17日まで、ブランドを体現したイベント「『つくる』のホントを知ってるかい?展」を開催した。
会場には、試作品や発売予定のプラモデルも展示され、“発見”と“体験”ができるさまざまなコーナーが設置された。
ゲーム機・セガサターンや、お菓子の柿の種、たまごっちなどのプラモデルは、実物と見間違うほどの完成度で、チョコレートのプラモデルに至っては、割る感触まで再現したという。
「Dr.スランプ アラレちゃん」「ガンダム」のプラモデル展示では、完成すると見えなくなる箇所までパーツで再現していることを組み立て順に見せた。
新商品「30 MINUTES MISSIONS(サーティーミニッツミッションズ)」のコーナーでは、直感的に組み立てることができ、パーツの組み換えでさまざまなバリエーションが楽しめるメリットを、大型フィギュアとプロジェクションマッピングでアピール。
スター・ウォーズのプラモデル「1/5000 スター・デストロイヤー」をライブカメラで撮影した映像を見て、映画と遜色のないプラモデルの精密さを確認できる体験ブースや、その場でプラモデルづくりができるコーナー、同社の技術力を紹介する講座「PLAMO LABO」もあり、連日家族連れなどでにぎわった。
公式サイト:https://bandai-hobby.net/site/funporter/