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ACジャパン
第16回「広告学生賞」入賞作品を発表

2020/03/18

    ACジャパンは3月16日、第16回「ACジャパン広告学生賞」の入賞作品を発表した。(後援=BS日本、BS朝日、BS-TBS、BSテレビ東京、BSフジ、WOWOW、BS11、BS12 トゥエルビ、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、産経新聞社)

    同賞は、学生を対象に公共広告をテーマにした広告作品を募集・表彰し、公共広告への理解と社会に関わる「公」の意識を育むことを目的とした賞で、「テレビCM部門」「新聞広告部門」がある。今年度、CM部門では参加校36校(前年度29校)・283作品(同201作品)、新聞部門では参加校29校(前年度23校)・497作品(同451作品)の応募があった。

    審査は「公共広告として優れ、人々に興味や気づきを感じさせる作品か」「学生ならではの感性や、オリジナリティ溢れるアイデア・テーマ性があるか」などの視点で行われ、その結果CM部門では、幼少期からの成長の過程と選挙をテーマにした「いままでとこれから」(長岡造形大、制作代表者:松岡風花さん)がグランプリを、乳がん検診の促進をテーマにした「笑顔を守る」武蔵野美術大、制作代表者:須藤里彩さん)が準グランプリBS民放賞を受賞した。
    その他両部門で、審査員特別賞、優秀賞、奨励賞の各賞が決定した。

    《審査員講評》希望を感じる表現で投票というテーマを自分ごと化している。18歳には18歳なりの歴史があるというメッセージもある。アニメーションがきちんとメッセージにつながっている。
    《審査員講評》エモーショナルな表現で、コピーも強く、印象に残る。ナレーションも端的、シンプルで分かりやすく、ラストに向けた演出が良い。

    新聞部門では、CM部門と同様18歳選挙権をテーマにした「タピのち、投票。」(相模女子大、制作者:坂上華梨さん)がグランプリを、母親の仕事を題材に性別による役割分業をテーマにした「お母さんという者です」(東北芸術工科大、制作者:櫻井里菜さん)が準グランプリを受賞した。

    《審査員講評》ゆるい表現だが伝わり、分かりやすい。軽いノリの方が若者が共感できるのかも。新聞紙面に掲載されたら衝撃的。
    《審査員講評》ACらしい広告で風刺が効いている。デザインが良く、改めて「お母さん」について考えさせられる。

    その他両部門で、審査員特別賞、優秀賞、奨励賞の各賞が決定。
    「テレビCM部門」の2作品(30秒)はBS民放8局で、「新聞広告部門」の2作品
    (全15段)は全国紙5紙で、7月からの1年間の間に放送・掲載される予定。
    公式サイト:https://www.ad-c.or.jp/