loading...

電通報ビジネスにもっとアイデアを。

”ワーママ”に注目するメディアの取り組み「AERA」「日経DUAL」

2014/12/02

「AERA」
 ワーママと企業が社会を変える

朝日新聞出版『AERA』編集長
浜田敬子氏

今、多くの企業で子どもを産んでも働き続けたい女性は確実に増えています。しかし、現実はまだまだ厳しく壁に当たることも多い。でもこの先ワーママが増えることで必然的に社会は変わっていきます。働き続けられる社会を作るために、今、何ができるかをAERAは常に模索しています。

忙しいワーママは、企業にとって非常に有望な消費者です。目の前の問題を解決するためにはお金を惜しまない。価格を比較する余裕はないので即決して買う。一緒に過ごす時間が短い分、子どもの教育やエンターテインメントは十分以上にしてあげたい。さらに、ワーママの情報収集力は専業主婦に勝ると感じています。日々切実に困っていることがある。そのために限られた時間で情報を取りにいくので、気合が違う。AERAは多忙なワーママに有効にコンタクトできるメディアだと自負しています。

特集「変革するワーママたち」 (10月6日号)
特集「変革するワーママたち」
(10月6日号)

誌面でもワーママに注目してきていますが、さらに今年、働く女性を取材してきた膨大な情報のストックを生かせるネットワークとして「ワーキングマザー1000人委員会」を立ち上げました。ワーママが当事者としての情報や意見を、ウェブ上のコミュニティーやイベント、AERA誌面などを通じて発信していきます。ワーママには働く女性全般が抱える問題が顕在化している。ここからアクションを起こすことによって、働く女性を広く支援することにもつながると考えています。

うれしいことに、多くの企業からAERAのワーママへの取り組みに興味を持っていただいています。ワーママの社員が増えている社内事情もあれば、ポテンシャルの高い消費者として捉える場合もある。明らかにこの2,3年で事情が変わってきていると感じています。

現状を真っ先に変える力を持っているのは、企業だと思います。ワーママ社員の働き方を変え、ワーママ向けの商品を生み出す。コラボレーションのお話をいただく機会も増えていますが、AERAとしてもワーママの公益につながる企画には、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

「ワーキングマザー1000人委員会」イベント
「ワーキングマザー1000人委員会」イベント

「日経DUAL」
 働くママとパパにピンポイント

日経BP社が運営する、働くママとパパに焦点を絞ったコミュニティー型情報サイト。仕事に育児に忙しい共働きの家族を応援し、有益な情報を提供する。子どもの年齢に応じた育児や教育、共働き世帯のためのマネー情報、仕事と子育ての両立やキャリアの悩みなど、取り扱うテーマは幅広い。主な読者層である都市圏在住で世帯年収の高いワーママが今すぐ使えるお役立ち情報が満載で、パパ向けコンテンツも拡大中。日本経済新聞社の働く女性を応援する総合的な取り組み「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の一環でもある。


関連記事:
プレミアム消費者“ワーママ”が市場を動かす
#02 ワーママにアプローチする五つの鉄則 [2014.12.01]
#01 「育児」も「仕事」も諦めない!プレミアム消費者“ワーママ”が市場を動かす [2014.11.28]