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電通報ビジネスにもっとアイデアを。

スポリューションNo.13

「運動」は、「脳」に効く!?

2015/02/18

スポーツコンテンツをメディア枠と捉えるだけではなく、ソリューションとしても捉えることで、新しいビジネスチャンスを生み出すことにトライしているソリューションユニット「SPOLUTION(スポリューション)」チーム。そのチームメンバーたちが、それぞれの視点から、これからのスポーツ関連のビジネスチャンスについて、リレーコラム形式でご紹介します。

スポリューション

「スポリューション」チームの奥村誠浩と申します。
さて、今日は運動好きがちょっと気になる?コラムをお話ししたいと思います。
大学時代、スポーツに明け暮れ留年し、入社すると当時のマーケティング局に配属。それから12年たち、今ではアイデアで勝負するセクションで毎日フル回転しています。そんな運動バカが、アイデアを生み出せるのか?といまだに言われるわけですが、ひょっとすると運動は侮れない、という科学的なお話をご紹介していきたいと思います。

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ストレスはアイデアの敵かもしれない。いや、敵だ!

いま、働く環境は大きく変わってきています。ワークライフバランスという言葉が使われて久しいですが、OnとOffをうまく切り分けて豊かに暮らす、とい うのは理想のライフスタイルだといえます。でも一方で、アイデアが求められる社会、そこではOnもOffもなかったりするわけです。実際にはストレスを抱 えている方もいらっしゃるでしょうし、やっぱりオフィスでずっと座って仕事することもなかなか大変なことだったりします。
ストレスのある環境では、決していいアイデアは生まれません。いかにストレスから解放され、いいアイデアを生む環境がつくれるか?というのも働く上でこれから大切になっていくかもしれません。

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 イラスト:黒岩 武史(電通 第1CRプランニング局)

ストレスを消し去る「ブレークタイム」の大切さ

そんなときに必要なのは、やっぱり「ブレークタイム」。
たとえばたばこは、「ちょっと一服」というように心も体もブレークし、またたばこスペースではそこに居合わせた人とコミュニケーションが生まれ、そこで新しいアイデアが考えられたりします。よく言われる話ですよね。

では、たばこを吸わない人は?というと、なかなか共通したブレークを取っているわけではありませんね。自分自身、たばこは吸わないため、なんかそういったブレークタイムを持てないかな、とずっと考えています。
最近では、昼寝を推奨する会社もありますよね。いろんなブレークがこれから始まるのではないでしょうか。

「運動は、脳に効く」ならば“運動ブレーク”だってあってもいいじゃないか!

僕自身、昨年夏ごろからほぼ毎日朝プールで泳いでいます。最初はダイエットのため、とか健康のため、と。確かに10キロほどやせ、効果がありました。
でも実はそれ以上によかったのは、毎朝のその運動が、すべてのことを忘れ、頭が真っ白になりブレークできる時間であったこと。心も体もとてもリフレッシュできたのです。

さて、それはあくまで主観的な体感的なものですが、実は、筑波大学の征矢英昭教授は、筋肉・運動と脳の関係を科学する研究をされています。

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そして、征矢先生によると、まさに運動が脳を活性化させる、ということを実証されています。それも、たかだか2分の運動でも実現する、とのことです。

なるほど、それはいいこと聞いた!

つまり、これからの時代、体育会が運動バカではなく、アイデアマンになれる。かもしれない、ということですね。
以下は、実際に小学校での実証のデータで、運動と成績の関係が見てとれます。

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陸前高田市 気仙小・長部小 2分間ジャンプ体操
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子どもの体力と学力の関係

 スポリューションから、「オフィスポ」始動!

いま、世の中では隙間時間をうまく生かしたトレーニングが大きな流行を見せています。
24時間オープンの用途特化型フィットネスが台頭し、大人気。どんどん施設の数は増えています。
それでもなお、なかなか通えない人もいるし、もっと気軽にできるものがあってもいいのでは?
そんな思いから、一つのプロジェクトを立ち上げました。


logo

運動は、脳に効く。
カラダが動けば、脳も動く。

たった2分でいいんです。
疲れてストレスフルな毎日の仕事が、
ちょっとした運動で、もっと楽しく、もっとアイデアフルになる。
運動が、あなたのワークライフを変えていきます。


たとえば、バランスボールに座っての仕事。
たとえば、たとえば紙を丸めてのキャッチボール。
ひょっとしたら、社内ピンポンなんてのもあるかもしれません。
ゆくゆくは、ホッピングやパンチングマシンなんかも構想に入っています。

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これから、メディア・シェイカーズ発行のフリーマガジン「R25」のご協力もいただき、オフィスポという運動体をつくっていきたいと思っています。
また、そのうち、オフィスポメニュー開発や、ひょっとしたらグッズなども?
などなどいろいろ仕込中です!
日常のちょっとしたことを、ちょっと運動に変えてみたら。
あなたの毎日が変わるかもしれません。
さぁ、あなたもオフィスポ、始めてみませんか?

呼吸もオフィスポ?! from 伊藤亜実

同じくスポリューションの伊藤亜実です。奥村は、まさに体育会ど真ん中の、心身ともにスポーツマンのかがみのような先輩ですが、一方で私は、運動神経はゼロどころかマイナス。走り方が面白いと笑われ、ボールを投げれば誰もが頭を抱えるという始末です。

そんな私が、最近続けられている運動「ヨガ」、これはストレッチの延長なのですが、なんだかとっても気持ちがいい。古傷の痛みがだいぶ緩和されたりして、これはただものではないと思って、続けています。そして、今回征矢先生にお話を聞き、そのすごさの理由がわかりました。いわく、ヨガは、運動強度が高すぎないところがいい。ヨガで重視されている“呼吸”こそが、体にとっては軽度の運動なんだそうです。

息を吸って吐くだけなら、私のような運動オンチでもできますよね!しかも、それが脳に刺激を与えて活性化することになるなんて、すごく勇気づけられました。
と、いうことで、スポーツマン奥村の本格的な視点に、伊藤からスポーツ弱者の視点も加え、いろいろな人に無理なく続けられるオフィスポ、発信していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


スポリューションロゴ

★「スポリューション」チームとは?
スポーツコンテンツを、「メディア物件」として捉えるだけではなく、事業課題や、プロジェクト課題を解決するための「ソリューション」として捉え、企画する電通社内ユニットです。
チーム内には、スポーツプランニングの実績が豊富な、戦略プランナー、プロモーションプランナー、コピーライター、アートディレクター、テクノロジスト、コンサルタント、プロデューサーなど、多種多様な人材を揃えており、ソリューションディレクター制によって、「表現のアイデア」だけでなく、「解決策のアイデア」を、ワンストップでご提供いたします。