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オフィスポNo.5

脳スタックを、解放せよ!

2015/09/09

みなさん、こんにちは。オフィスポプロジェクト&ブレークタイムデザイナーの奥村誠浩です。
さて、今日はなんとも聞き慣れないスポーツ、スポーツスタッキングでオフィスポのご紹介です!

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■What is “Sport Stacking”?

さて、みなさんはそもそもスポーツスタッキングというスポーツをご存じでしょうか。
このスポーツはアメリカ発祥の、子どもから大人まで、どんな人でもカンタンに楽しめるタイムトライアルバトルスポーツなのです。
なんと、その記録は1000分の1秒単位!!

当初は、1985年ごろ、アメリカの子どもたちが紙コップで遊んでいたことが始まりのようですが、そこからスポーツとしての教育的効果を感じたボブ・フォックス氏が協会を設立し、今では世界大会まで開かれるようになりました。

日本では、ひょっとするとまだなじみがないかもしれませんが、手先の鍛錬、反射神経、集中力など、実際にアメリカではスポーツスタッキングによる効果も実証され始めており、競技のみならず、学校の授業や高齢者のリハビリなどにも取り入れられているようです。

■現世界チャンピオンは、日本の瀬尾剛選手!!

現在のスポーツスタッキングの世界チャンピオンは、なんと、日本の瀬尾剛選手!
世界で唯一のスタッキングプロ選手であり、人生をかけて、日本や世界でのスタッキング普及に全力を注いでいらっしゃいます。
瀬尾選手は、全国各地のイベント会場にも足を運び、スタッキングパフォーマンスを披露。大人から子どもまでを日々魅了しています。

 

■皆さん、「脳スタック」してませんか?

お盆も過ぎ、もうすぐ夏も終わり。しかし、まだまだ暑苦しい日が続きます。
オフィス環境は、といえば、エアコン設定温度が高まる中、どうしても作業効率が落ちがちです。暑さにやられて、脳スタックしてる方も少なくはないのでは?

そんなみなさんをお誘いし、新しいブレークタイム、オフィスポスタッキングを実施しました。

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■瀬尾チャンピオンによる、オフィスポスタッキング開講!

今回は、瀬尾選手に実際にお越しいただき、30分のオフィスポスタッキングプログラムを実施いたしました。

 

もちろん、参加者全員が初めてのスタッキング。
まずは、瀬尾選手の手さばきをお手本に、参加者も真剣に練習。できる、という思いとはうらはらに、カップが崩れ落ちるなどなかなかうまくいきません。

それでも、徐々に皆さん慣れてくると、あっという言う間に上達!

カタカタと小気味よく、気持ちよく、カップのお城をつくり、壊していきます。

さて、最後は、タイムトライアル!
皆さん一人ずつ前に立ち、世界大会と同じ測定方法で1000分の1秒を争います!

こちら、トップバッターで、いきなり4秒台をたたき出し好成績を残した小林さん。
プレー中は真剣そのもの。たった4秒ではありますが、集中力と反射神経が試されます。

そして、今回優勝したのは、DPRの根本さん。4秒台前半で、なんと、2位との差は1000分の2秒差。まさに白熱したバトルとなりました。

 

■瞬時に集中力が上がります!

オフィスポプロジェクト&ブレークタイムデザイナーの高橋理です!
実際にやってみて、瞬間的に集中力が一気に高まりました。基礎的なカップの組み立ては、慣れたら1セットで4秒くらいででき、その時間、頭と身体はフル回転。タイムトライアルの後、さえた状態が続きます。ぼーっとダルいときなど、少しやるだけで、シャキっとするのではないでしょうか。また、手軽でいつでもできるのでどんどん上達していきます。そのうち部署対抗や会社対抗の選手権ができたりしても面白いと思います。

■瀬尾チャンピオンのメッセージ

実際に指導いただいた瀬尾選手からは、こんな言葉を頂いています。

最初にご連絡を頂いた時、「スタッキングはオフィスポ企画に絶対良い!」と直感。それは以下の3つの理由からです。

・スタッキングはとてもシンプルな運動で、老若男女誰でもできるため。
・用具と机があればどこでもアクションでき、あまりスペースを必要としないため。
・両手を使って行うので、仕事で疲れた身体や脳内をリフレッシュさせられるため。

参加いただけた社員の皆さま全員が夢中になってチャレンジしてくださいました。
最後の全員参加のタイムアタックは、白熱した戦いになり、かなり集中力を使われたはず。1位と2位の記録の差はわずか「1000分の2秒」。この僅差がリピートを促し、次はもっとタイムアップを!とハマってしまうのです。

電通さんほどの大企業で、別々の部署から社員さんが集まったということは、お互いにあまり面識が無い方もいらっしゃったのではないでしょうか?しかし、スタッキングはコミュニケーション・ツールという効果があることも証明されていますので、タイムアタックを通じた新たな会話や関係が生まれたと思います。

映像で早業を見るのもいいですが、実際の体験にこそ、スタッキングの楽しさ・面白さ・難しさがあります。それを感じることで、リフレッシュ効果につながればと思います。

海外では小学校の授業にも採用され、その影響で世界大会への出場国数も年々増加中。日本はまだまだですが、「オフィスポ」を通じて日本中の方に知っていただきたいですね。一度体験すると、ハマってしまう方が多いスタッキングを、よろしくお願いします!

■脳スタックを、解放せよ!

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イラスト:黒岩 武史(電通 第1CRプランニング局)

さて、これまでもヨガやキクササイズなど、オフィスポをいろいろ始めていますが、スタッキングも間違いなく、オフィスのブレークタイムとして魅力的なものになるはずです。それは参加した皆さんの声を聞いても感じます。

オフィスポスタッキングは、今後メニュー化するとともに、パワーセッションのブレークタイムなどにも取り込んでいきたい、と考えています。
脳スタック、したときに、スポーツスタッキングでちょっと一服、いかがですか?
私どもは、まだまだオフィスポの種目を広げていきたい、と考えています。また新たなオフィスポを、この電通報の連載でご紹介してまいりますので、よろしくお願いします。 

次は、「オフィスポ座禅」かな。


 
瀬尾剛(せおつよし)
1988年11月13日、神奈川県出身、26歳。
中3で競技スタートし、19歳で世界タイトル獲得。
スポーツスタッキングの世界唯一のプロ選手。
大会賞金も無く、マイナー競技故にスポンサーも
付かない中で、スタッキング普及に人生を賭ける!
 
★戦績
2006年3月 日本大会 総合優勝(初代日本チャンピオン)
2007年4月 世界大会 ダブルス部門(15~18歳)優勝
2008年3月 日本大会 総合優勝(3連覇)
2008年4月 世界大会 (サイクル部門ジュニア)優勝
2009年4月 世界大会 (ジュニア)総合優勝
2012年3月 日本大会 (ジュニア)総合優勝(3連覇)
2014年3月 日本大会 (マスターズ)個人総合優勝
2014年4月 世界大会 (マスターズ)個人総合優勝
2014年8月 アジア大会 (マスターズ)個人総合優勝
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