アジア大会閉幕
日本の総メダル数は205個
池江選手がMVP
2018/09/03
インドネシアのジャカルタとパレンバンで開催されたアジア大会が9月2日閉幕した。
(写真=フォート・キシモト)
大会には、45カ国・地域から1万1000人以上のアスリートが参加し、16日間にわたり40競技465種目で熱戦が繰り広げられた。
日本は山下泰裕団長以下、史上最多計の代表選手団を派遣し、75個の金メダルを含む計205個のメダルを獲得した。
金メダルは、前大会(2014年仁川)を28個上回り、2020年東京オリンピックに弾みをつけた。
国別のメダル獲得数トップは、中国の289個(金132個)で2位が日本、3位は韓国の177個(金49個)だった。
日本は競泳で金メダル19個を含む52個のメダルを獲得。
中でも池江璃花子選手は、個人種目を全て制するなど計6個の金メダルを獲得し、大会MVPに選出された。
柔道は、大野将平選手らが個人種目で8個と混合団体合わせて計9個の金メダルを獲得。
陸上競技では、井上大仁選手(マラソン)、右代啓祐選手(十種競技)らと、男子4×100 メートルリレーで計6個の金メダルを獲得した。
■ 閉会式
現地時間の午後7時から、開会式と同じジャカルタのGBKメインスタジアムで行われた。
フィールドでは、マーチングバンドらによる華やかなパフォーマンスが披露されるなど会場を盛り上げた。
日本は池江選手が旗手を務め行進。地元インドネシアの入場では、金メダルを前大会の約8倍に増やした代表チームに大歓声が送られた。
ジョコ・ウィドド大統領は、大地震で被災したロンボク島からビデオメッセージを寄せ、自国選手の活躍を称賛した。
大会を主催した、アジア・オリンピック評議会(OCA)のアハマド会長は、大会の成功を評価するとともに、ボランティアに感謝の意を伝え、OCA旗は次回22年の開催都市である中国・杭州市に引き継がれた。
26年大会は、愛知県と名古屋市の共催で行われる。
■ 協賛社
過去4大会にわたり大会をサポートしている大塚製薬は、今大会でもオフィシャルパートナーに名を連ねた。健康飲料「ポカリスエット」、大豆バー「SOYJOY」を参加選手や観客に提供し、大会に貢献した。同社はインドネシアで、ポカリスエットを89年から、SOYJOYは07年から販売している。
キヤノンは、カメラのサービスセンターを会場内に設置し、報道スタッフを支援するとともに、ビデオカメラや放送機器などの入力機器に加え、複写機やプリンターなどの出力機器、医療機器など、幅広い製品やソリューションを提供し、大会運営をサポートした。