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「パラスポーツ推進ネットワーク」が
活動開始

2018/12/04

    電通と電通パブリックリレーションズ(DPR)は11月22日、パラスポーツ競技団体の大会運営や広報活動などをサポートする「パラスポーツ推進ネットワーク」(パラネット)を設立し、活動開始に先立つ同月30日、都内で説明会を実施した。

    近年、日本のパラスポーツは、理解とサポートが広がりつつあるものの、さらなる普及発展には資金や人材をはじめ多くの課題がある。
    このような状況の中、パラネットでは2020年とそれ以降を視野に、国内のパラスポーツ競技団体(NF)のサポートを行う。
    今後、趣旨に賛同・協力してもらえる企業・団体など会員の参画を呼び掛け、ネットワークを広げたい考えだ。
    スローガンは「パラスポーツが強くなると、日本の未来はもっとしなやかになる。」。

    理事長はオリンピアンの高橋尚子氏(日本陸上競技連盟理事他)、副理事長はパラリンピアンの大日方邦子氏(日本障がい者スポーツ協会理事他)が務める。

     説明会には、理事・事務局長の平山豊氏(電通)、広報企画部長の松村英樹氏(DPR)、大会運営企画部長の風間雄亮氏(電通)、総務企画部長の早乙女祐基氏(電通)の4人が出席し、業務や組織・体制、今後の予定などについて語った。

    パラネットの主な業務は大きく「大会運営サポート」と「広報対応サポート」の二つ。
    大会運営では、会場での演出プロデュースや、競技ルール・選手紹介のためのツールやグッズ制作、ファンやスポンサーとの交流会、体験会の創出などをサポートし、競技だけではなく、大会としての魅力度向上を図る。
    広報対応では、NFの広報担当がメディアの期待に応える対応が行えるようにサポートする。\
    具体的には、相談窓口の設置や広報レクチャー、メディアトレーニングなどを実施。
    また、メディアが必要とする情報をワンストップで提供するポータルサイト「パラスポーツデータベース」を立ち上げ、選手プロフィルや公式記録、競技概要などを公開する。

    パラネットは今後、NFに向けたアンケートや個別のヒアリングを実施し、19年2月には最初にサポートを行う競技大会を決定する予定だ。
    また、パラネットは2024年パリオリンピック・パラリンピックまでを見据えた時限組織だが、同年に事業計画を見直し、継続を検討するとしている。
    公式サイト:http://paranet.jp/