電通、農業データ連携基盤協議会および慶應義塾大学 SFC研究所との共催で、12月11日に東京でフォーラムイベント「アグリライフハック2018」を開催
2018/12/04
12月4日に配信された電通ニュースリリース文面は以下の通りです。
2018年12月4日
― 食にまつわる人々の営み・価値観を再定義する社内横断組織「Dentsu food(x)」を発足 ―
株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本 敏博)は、農業データ連携基盤協議会ならびに慶應義塾大学 SFC研究所との共催で、12月11日に東京ベルサール御成門タワーでフォーラムイベント「アグリライフハック2018」(後援:農林水産省)を開催します。
日本では高齢化による働き手の減少や耕作放棄地の増加が進み、食料の安定供給が重要な政策課題となっている一方で、海外では人口の増加に伴い食料需要が拡大しており、日本と世界では食料需給にギャップが生じています。また、働き方の変化に伴い、就業リスクを分散させる複業形態である“ポートフォリオワーク”が増加し、ますますテクノロジーを活用した効率的かつサステナブルな農産業の仕組みづくりや国内外を結ぶ流通経路の拡大が求められ始めています。
そこで当社は「農業4.0」(※1)への対応にとどまらず、その先を見据えた食にまつわる人々の営み・価値観を再定義するべき時代を迎えたとの観点から、関係機関と連携して「アグリライフハック2018」を開催することにいたしました。
このフォーラムでは、スマートフードチェーンの構築に向けたソリューション事例や構想などを紹介し、今後の農産業・ロジスティック・販売・喫食までの総合的な課題について議論します。本イベントに関する詳細情報については、公式サイト http://agri-lifehack.com/ をご覧ください。
当社はこれまでもこうした農業を中心とした社会の動きに呼応し、コミュニケーションアイデアとテクノロジーでスマート農業を活性化させる取り組みを行ってきました。具体的には、「農業データ連携基盤協議会」(通称=WAGRI協議会)(※2)の設立黎明期からのメンバーとして普及促進の活動、「全国の農業高校および農業大学校を対象にしたホームページコンテスト」 の企画ならびに規定作成、6次産業化や「農業4.0」を意識した「デジタルコミュニケーションセミナー」の開催、CEATEC2018での「ポートフォリオワーク時代の農業価値」や「地域連携による世界で戦える日本ブランド」のコンセプト出展などが挙げられます。
さらに、「アグリライフハック2018」に見られる課題感を継続的に追及すべく、12月1日付で社内横断組織「Dentsu food(x)(※3)」を立ち上げることにしました。
今後も当社は「農業×テクノロジー」で新しい農業ソリューションの共創を考え、実行してまいります。
■「アグリライフハック」ロゴ
※1:ICTを活用してフードチェーンをつなげることで、効率的で新規参入者でも平均収入が見込めるよう体系化された“スマート農業”。
※2:WAGRIとは、農業データプラットフォームがさまざまなデータやサービスを連環させる「輪」となり、さまざまなコミュニティーの更なる調和を促す「和」となることで、農業分野にイノベーションを引き起こすべく生まれた造語(WA+AGRI)。
農業データ連携基盤とは、農業に携わる方々がデータを使って、生産性の向上や経営の改善に挑戦できる環境を生み出すためのデータプラットフォームのこと。協議会はデータの連携・共有・提供などの機能を有する農業データ連携基盤の設計・開発・運営等のついての提案・検討と普及・啓発活動を行う。各機関・個人等が農業データ連携基盤を活用することで、農業関係におけるデータの利活用の拡大、農業関連サービスの拡充、会員間の情報連携・共有や新たなサービスの創発に寄与することを目的としている。
※3:Dentsu food(x)(デンツー フードエックス)とは、Foodに関わる生産・流通・消費などの全て(=スマートフードチェーン)の課題を解決したいという意志を込めた造語。
以上
電通ニュースリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2018/1204-009658.html