SPORTS TECH TOKYOキックオフ!世界のスポーツテック企業が東京に集結
2019/04/15
スポーツをテーマとしたワールド・アクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」(主催:電通、プログラム・パートナー:スクラムベンチャーズ)は、4月8~10日の3日間、プログラムのキックオフ・カンファレンスを東京・千代田区のミッドタウン日比谷 BASE Qと帝国ホテルで行った。
世界19カ国からスタートアップ104社が東京に集結して行われたカンファレンスには、スタートアップ以外にも日本を代表するスポーツチーム・リーグや事業創出を目指す企業が多数参加し、多くのビジネスマッチングが実現した。
1日目のレセプションパーティーを終え、2日目はBASE Qホールに参加者が集合。主催者の電通とスクラムベンチャーズ、パートナー企業の伊藤忠商事、日本マイクロソフト、CBC、さらに日本のスポーツ団体のトップが並ぶスポーツ・アドバイザリー・ボード、メンター陣が登壇、あるいはビデオレターで、スタートアップに熱いメッセージを送った。
ゲストスピーカーとして登壇したスポーツ庁の鈴木大地長官は、「スポーツを単なる競技ではなく産業として捉え、健康産業をはじめとする他産業と連携・融合しながら、大きな市場をつくっていく」というスポーツ庁の立場を説明。同庁の推進する「Sports Open Innovation Platform」 (SOIP)の概念を紹介した。
鈴木長官はSOIPの目指すところとして「スポーツには発信力や人と人、国と国をつなぐ力、人々を健康にする力など、素晴らしい力がある。他産業と連携してスポーツの価値を高めるだけでなく、スポーツの力で他産業の価値を高め、社会課題を解決していく」と意義を述べた他、SPORTS TECH TOKYOの取り組みについては「まさにSOIPのコンセプトを世界レベルで具現化した取り組み」と称えた上で、「今日お集まりいただいた皆さんと一緒に、スポーツで未来を変える、社会を変えることを実現していきたい」とエールを送った。
その後、会場ではさまざまなテーマに分かれてラウンドテーブルディスカッションが行われ、興味領域の近い企業同士が顔を合わせて話し合った。
2日目の午後はスタートアップ全104社によるピッチセッションを実施。「アスリート・パフォーマンス」「ファン・エンゲージメント」「スタジアム・ソリューション」の3部屋に分かれ、熱のこもったプレゼンを行った。
3日目は、冒頭にスポーツ・アドバイザリー・ボードとしてBリーグと北海道ボールパークのスピーチが行われた。そして午前・午後とマッチング・ミーティングが実施され、1日で564のマッチングが実現した。
LiveLikeと電通ベンチャーズによるスペシャルセッション、そして西村あさひ法律事務所によるスペシャルセッションをはさみ、最後はBASE Qホールでネットワーキングパーティーが行われ、未来への希望と熱気に満ちた3日間を締めくくった。
プログラムは今後、キックオフ・カンファレンスに参加した104社を含むパーティシパント159社(一次審査を通過したスタートアップ)に対する選考が行われ、ファイナリストを10~20社選出したのち、全体の前半に当たる「事業開発プログラム」へと進む予定となっている。
スポーツにイノベーションを!SPORTS TECH TOKYO
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SPORTS TECH TOKYO
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