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「ADVERTISING WEEK ASIA 2019」で、「電通アイソバー」がセミナー開催

    2019/06/28

    「ADVERTISING WEEK ASIA 2019」で、「電通アイソバー」がセミナー開催

    AWA電通アイソバーセミナー1

    マーケティングや広告、テクノロジー、ブランドなどの第一線で活躍する人材が世界中から集まり交流するイベント「ADVERTISING WEEK ASIA 2019」が5月27~30日、港区の東京ミッドタウンで開催された。

    各業界のプロフェッショナルによるセミナーやワークショップが行われる中、グローバルデジタルエージェンシーの電通アイソバーは5月30日、「知った人からビジネスが進化する。コマース・エクスペリエンスの真実」と題したセミナーを実施。

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    エマヌエル・フローレス氏(電通アイソバー チーフ・ビジネス・トランスフォメーション・オフィサー)と、ショーン・ミシュラ氏(Isobar US SVP / グローバル マネージング パートナー オブ コマース)が登壇してセッションを行った。

    冒頭、ミシュラ氏は、Eコマースの急激な成長を紹介。

    2018年には売上額が前年比18%増加し、世界のセールス全体の15.2%を占めたと述べるとともに(※1)、インターネットユーザーの60%以上がEコマースを利用しているとのデータを示した(※2)。

    AWA電通アイソバーセミナー3

    また、成長の最大の要因は、世界のEコマースの50%を占めるオンラインモールやフリマアプリといったマーケットプレースであるとした上で、「マーケットプレースはブランドと消費者を結び、双方のコミュニケーションを円滑にし、取引に至る場所へと変わってきている。これにより1.8兆円規模のオンラインビジネス産業が生み出され、近い将来2.1兆円にまで成長していくだろう」と説明した(※3)。

    日本の消費者の行動はどのように変化しているのか?

    続けてフローレス氏は、日本のEコマース市場についてデータを元に解説した。

    「オンラインでの商品購入者の82%は事前にオンラインレビューを参考にしている」(※4)、「利便性の高さから、3人に1人はモバイルショッピングを利用。インターネットはその消費行動をナビゲートするガイドとしての役割を果たしている」(※5)などと現状を説明。

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    さらに、マーケットプレースにとらわれずに自社チャネルで商品販売を行うDirect to Consumerの重要性を語り、日本市場では次の4点を考える必要があると述べた。

    • オンラインでの消費とカテゴリーの拡大について
      人口は減少しているものの、1人当たりのオンライン消費は増加し続けるとみられる。
    • 近い将来起きるコマースの変化について
      モバイルコマースは2021年までに、Eコマース全体の7%という現状から50%まで急速に拡大するとみられる(※6)。スピーディーなロジスティクスを可能にするために更なる投資が必要となる。
    • オムニチャネルについて
      「どこででも購入できて、どこへでも発送できる」シームレスなオムニチャネルを実現する必要がある。
    • 顧客の期待値の高まりについて
      顧客の期待はこれまでになく高まっており、企業はあらゆるチャネルを通して、ユーザーが満足するサービスを提供する必要がある。

    オムニチャネルプラットフォームへの投資を提案

    ミシュラ氏は続いて、「コマースが提供し続ける大きな成長チャンス」「マーケットプレースが直面する『飽和状態』という課題」「日本の消費者の行動の変化」などの重要トレンドを踏まえ、CPG(一般消費財)やリテールを扱う企業がコマースの成長を達成し続けるためには、どう進むべきかを語った。

    そしてCPGメーカーやリテーラーは、戦略を多様化させ、Direct to Consumerのオムニチャネルプラットフォームへの投資を行うべきであると提案した。

    企業は消費者の行動をコントロールすることはできないが、各コンタクトポイントでの体験を提供することは可能だ。そのため、ブランド体験を提供する一連のプロセスに最適な要素を見つける必要があることを伝え、また、Direct to Consumerコマースによって、企業はブランドのポジショニングを成功させ、適正な商品価格を設定し、バリューを高めることができると述べた。

    さらに、ブランドがDirect to Consumerのオムニチャネルコマースに投資することで、顧客の情報を全方位から見られるようになることにも言及。消費者をしっかりと理解するために、1対1のパーソナライズされた体験を実現することが重要であり、同じセグメントに2人がいたとしても、Direct to Consumerのアプローチならばそれぞれにユニークな体験を提供し、顧客に新たな発見をもたらす貴重な体験をつくり出せることを説明した。

    フローレス氏は、体験重視のコマースへと変化していくに当たり、

    • コマースはこれからも成長を続ける。
    • 企業はDirect to Consumerの導入でマーケットプレース以上の多様化を実現し、自社ブランドにとって良い選択をできるようになるべきだ。
    • チャネルを持つだけではなく、顧客とダイレクトなつながりを持とうとする心構えが重要。
    • 今すぐ行動を起こす。
    • 全体像を見据えることで自分のブランドの価値を最大限に高めることを考える。

    という五つのポイントを紹介し、セミナーを締めくくった。


    <注釈>
    参考文献:
    ※1: Internet Retailer Estimates
    ※2: eMarketer 2017 Worldwide Survey on digital buyer penetration worldwide.
    ※3: Internet Retailer 2018 Online Marketplace Report.
    ※4: Internet World Stats; ITU; World Bank; CIA world factbook; Eurostat; local government bodies and regulatory authorities; mideastmedia.org; reports in reputable media.
    ※5: Global Web Index (Q2 & Q3 2018). Figures represent the findings of a broad survey of internet users aged 16-64.
    ※6: Forrester - eCommerce Trends and Outlook For Asia Pacific, Excluding China.