「母の日」を「母の月」に
“三密”“配送の混乱”回避に協力
2020/05/01
日本花き振興協議会は5月1日、年間で業界最大のイベント「母の日」を、消費者や花店、配送の安全のため「母の月」とするべく、特設サイトの公開をはじめ新たなキャンペーン「MAY is MOTHER’s MONTH」をスタートした。
花き業界の9団体で構成する同協議会では、新型コロナウイルスのまん延による緊急事態宣言を受け、4月24日に“今年は「母の日」を「母の月」とするお願い”を発表していた。キャンペーンに協力する農林水産省では、江藤拓農水相が同日の定例記者会見でこの取り組みに触れ、その意義について話した。
協議会では、5月を迎えたのを機に、それをさらに周知したいとの考えからさまざまな施策を行うことにした。
1日付けの読売新聞朝刊(全国)には、全ページフルカラー広告を掲載した。
「母の日」当日(5月10日)だけではなく、5月の1カ月に分散して母親への感謝の気持ちを伝えようとのメッセージと共に、帰省できない若者をはじめ全ての人に「会って伝えられない今だから。花で言葉を伝えてみよう」と呼び掛けた。
同キャンペーンでは、このムーブメントを1カ月間継続させようと、アーティストやインフルエンサーらに参加してもらう計画で、スタート時には、男性デュオグループ「スキマスイッチ」とのコラボが実現した。
スキマスイッチは2018年から、日々の生活の“スキマ”を彩る“花”を届けるというコンセプトの「スキマの花屋」という取り組みを行っている。
サイトの花の紹介コーナーには、スキマスイッチの楽曲「未来花(ミライカ)」がその一つとして取り上げられ、花言葉も添えられている。
「スキマの花屋」のサイト(http://www.office-augusta.com/sukimaswitch/hanaya/at-home/)では、「母の月」のオリジナルぬりえを掲載している。