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事業にコミットするビジネスプロデューサーNo.3

2020/05/29

奥底にある課題を正確に診断する

あらゆる業界が大きく変化している時代。何が起こるか、先が見えない時代。
広告業界でも、新しい職種がいろいろ生まれています。

今回はその中から、電通のグループ内でも注目の職種「ビジネスプロデューサー」をご紹介。
顧客企業のビジネスをいかに豊かなものにしていくか。それぞれのやり方で、あの手この手で取り組んでいます。
どんな仕事をしているのか、この先どんな世界を目指していくのか、聞いてみました。

連載第3回は、岸邊一晃さんを紹介します。


クライアントの事業を加速させる。入社以来変わらない取り組み

電通に入社して営業セクションに配属され20年余、やってきたことは一貫して変わりませんね。

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クライアントの事業そのものをアクセラレーション(加速)させる、ということです。彼らのビジネスそのものを手伝う。だから、仕事の領域をマーケティングとコミュニケーションに限定しません。マーコムは、手段、戦術のひとつであり、目的ではないからです。

あるとき、あるメーカーから社員採用に関する相談を持ち掛けられたことがあります。欲しい人材がなかなか来ない。では、CMを打って認知度を上げればいいのか?

そのときは、実際に採用候補者として後輩の学生を連れて行きました。すると、彼はその会社のことをボロカスに言ったんです。担当の方はムッとしました。当然ですね。でも、そこから逆にクライアントにとっての課題が浮き彫りになり、プロジェクトがスタートしたんです。どんな会社になりたいのか、なるべきなのか、という。

また、あるクライアントには、R&D(研究開発)施設をつくってくださいと提案したこともあります。市場での競争力を強化するためには、広告よりもそちらに注力する方が重要だと考えたからです。

提案は受け入れられたのですが、受注できた領域は限られ、あまり大きな売り上げにはなりませんでした。けれども、そのことでクライアントの信頼を獲得することができ、それまでは他代理店の後塵を拝していたのが中枢に食い込むことができたのです。結果的に、クライアントにとっても、電通にとっても、意義深い提案となりました。

根本的な課題を見抜き“治療”していく

重要なのは、物事の本質を見抜く力だと思います。表面的な問題ではなく、根本的な課題はどこにあるのか。クライアントがあきらめていたり、気づいていないボトルネックがあるはずです。

クライアントの社風や感情も含めてあらゆる情報から名医のように診断する必要がある。一見関連性のないような診断もあると思います。しかしそれが可能となると、同時に巻き起こっているさまざまな課題に影響を与える「治療」をすることができます。

例えば、肩が凝ったと診察に来た患者さんがいたとして、その原因が内臓とか全く違うところにあることもあります。そういうときに、いきなり内臓の処方をしたらびっくりさせてしまうかもしれません。肩の凝りや痛みの対策も取りつつ、相手を納得させながら順を追って根本的な解決へと話し合いながら誘導していく。そういうことをできるのが電通の力だと思います。

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