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事業にコミットするビジネスプロデューサーNo.4

2020/06/01

価値創造パートナーとして

あらゆる業界が大きく変化している時代。何が起こるか、先が見えない時代。
広告業界でも、新しい職種がいろいろ生まれています。

今回はその中から、電通のグループ内でも注目の職種「ビジネスプロデューサー」をご紹介。
顧客企業のビジネスをいかに豊かなものにしていくか。それぞれのやり方で、あの手この手で取り組んでいます。
どんな仕事をしているのか、この先どんな世界を目指していくのか、聞いてみました。

連載第4回は、工藤一朗さんを紹介します。


クライアントの期待はコンサル重視へ

日用品から医療用医薬品、社会インフラ、BtoCからBtoBに至るまで広範囲なクライアントを担当しています。また、業務上の立ち位置も、ある時はプロデューサー、ある時はコンサルタントといった感じでさまざま。クライアントから求められる内容に応じて一つ一つカスタマイズの必要があるため、私自身の役割は常にフレキシブルでありたいと心掛けています。

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ここ数年、クライアントが電通に期待する役割も大きく変わってきていると感じます。単なる広告コミュニケーション領域だけでなく、より川上の事業/商品開発といった分野から一気通貫してやってほしいという要望が多い。直近では新規事業開発も。

言い換えると、クライアントのビジネスに即時直結するソリューションやビジネスグロースのための事業そのものに影響を及ぼす戦略が求められている、いわゆるコンサルテーション業務です。

価値創造で求められるのはアイディエーション

コンサル業務では、①思考の速さ②思考の深さ③アイディエーションの三つのファクターが求められます。また③は、非連続の発想をいかに生み出せるか、ということだと解釈しています。

この中で、電通が競合するコンサル会社と相対した際に強みとなるのは、きっと③だと思います。コンサル会社の持つ独自のフレームワークや分析力に舌を巻く場面は多々あります。けれど、分析結果をアイデアに昇華させ戦略ストーリーを描く、そして戦略から施策までを一気通貫させ最後まで責任を負う。それが電通の強みではないでしょうか。

クライアントが求めているのは、事業計画が右肩上がりで“伸びる、その角度を上げる”こと。それは、データの分析やフォーマット化だけでなく、アウトプットがあって初めて可能になります。

とはいえ、このアイディエーション、決して簡単なものではありません。フォーマット的に処理できるものではありませんから。毎日毎度、常に生みの苦しみを味わっています。

日頃から気を付けていることは、クライアントのコンディションを常に洞察し続けること。社長・役員から担当者、さらにはクライアント周辺の関係者に至るまで。とにかく聞きまくって情報を集めます。そうして混在する課題を整理し、担当スタッフ全員に同じタイミングで共有する。時系列をはっきりさせて伝えることも大切です。そうすることで、それぞれ役割を持つチーム員全員から同じテーブル上で新しいアイディエーションが生まれる。クライアントの良きパートナーとして居続けるための大事な価値を創造していきます。