変化の時代だからこそ、なんでも相談に乗れる持続可能なパートナーへ
2020/05/25
あらゆる業界が大きく変化している時代。何が起こるか、先が見えない時代。
広告業界でも、新しい職種がいろいろ生まれています。
今回はその中から、電通のグループ内でも注目の職種「ビジネスプロデューサー」をご紹介。
顧客企業のビジネスをいかに豊かなものにしていくか。それぞれのやり方で、あの手この手で取り組んでいます。
どんな仕事をしているのか、この先どんな世界を目指していくのか、聞いてみました。
連載第1回は、堀切禎史さんを紹介します。
課題・構造の的確な把握で一気通貫した提案を目指す
取り組んでいることは、大きくいうとトランスフォーメーションの時代におけるありとあらゆる企業支援です。
何もかもつながる時代になり、製造も販売も大きく変化してきていて、企業の課題も複層的になっています。そうすると、電通が提供すべき価値も変わっていかざるを得ませんし、そもそも、クライアントの成長に寄り添うことが電通の本質だと思います。それが時代に対応して、広告領域だけではなくビジネスグロースという全体的な領域にも拡張してきたということです。
例えば、あるメーカーのプロジェクトを担当したときは、商品やサービス開発にとどまらず、総合的なビジネス施策、事業の構築そのものが求められました。その背景には、大量生産・大量消費というこれまでの方法論もメディアや流通の環境も変わってきたことがあります。どんどん生活者が主役になってきているのです。
であるならば、であればこそ、そこには電通のような会社が企業変革に寄り添い、新しい価値を生み出しお届けしていく大きな意味があるんです。クライアントの話にしっかりと耳を傾け、課題や構造を的確に把握し、共に問題を解いていく。単にデータや事例を提供するだけでなく、生活者を起点としてエグゼキューションに至るまで一気通貫で提案する。それをできることが、電通の強みだと思います。
期待に応え続け、より長期的なパートナーとの結び付きを
入社して配属された営業セクションでは大企業ではないクライアントの担当だったので、そこで広告の仕事に関するノウハウを一つの業務領域に偏ることなく鍛えられました。
ところが7~8年たってあるIT系ベンチャー企業を担当し、従来の広告の受注を前提とした仕事のやり方だと企業の成長にコミットしきれないことを痛感したんです。考え方や速度感が全く違う。そのときに、今までのような受注体質だけではダメだと思いました。
それで「持続可能なパートナーシップ」って何だろう?と考えるようになりました。短期的な対応もきちんとこなしながら、長期的に期待に応え続けるためにはどうすればいいかを常に考えています。必要とされる提供価値も変化していきますし、チャレンジの最中には思いもよらぬ困難も訪れるので、プロデューサーという役割は重要だと思っています。
ぜひ、悩んでいる段階、ビジネスの形や方向性が固まる前に相談していただきたいですね。ボヤッとした段階で構いません。電通には、ご紹介したい魅力的なプレーヤーがたくさんいますし。