天野彬著『新世代のビジネスはスマホの中から生まれる ショートムービー時代のSNSマーケティング』発売
2022/04/08
電通においてメディア・社会の動向について研究する専門組織、電通メディアイノベーションラボ所属の天野彬による著書『新世代のビジネスはスマホの中から生まれる ショートムービー時代のSNSマーケティング』(世界文化社)が4月8日に発売された。
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【書籍の内容】
数秒から数十秒の「短尺動画=ショートムービー」は、今ソーシャルメディア領域の中でも最も注目度の高いトピックの一つである。TikTokを中心にYouTubeやInstagramなど、さまざまなプラットフォーマーがショートムービーを提供し、生活者への存在感を高めている。
本書は、ソーシャルメディアの基礎から最先端の動向まで広く深くカバーされた22万字からなる論考で、特に以下の注目を集めるテーマについて、オリジナル調査の結果や有識者インタビューとともに最新の動向を解説している。
◎なぜ若者を中心にTikTokが大流行するのか?
◎情報との出会い方は、「ググるからタグるへ」――そしてその次とは?
◎マス広告時代のAIDMA、インターネット時代のAISAS、そしてAIおすすめ時代の「ALSAS」という変遷が意味すること
◎メジャーデビューしていない瑛人の「香水」はなぜ空前の大ヒットになったのか
◎TikTokは企業のマーケティングやエンタテインメントビジネスにどんなインパクトをもたらすのか?
◎いま注目を集める「TikTok売れ」とはなにか、そしてその発生メカニズムとはどんなものか?
◎バズる動画をつくるには?ショートムービーをうまく使いこなすためのTipsとは?
…etc.
企業のマーケティング活動にすぐに取り入れられるヒントはもちろん、メディア論や消費者行動論の学識に立脚した「SNSリテラシー」を中長期的に身につけることにも役立つ内容となっている。
【目次】
第1章:スマホ以降、コミュニケーション環境はどう劇変したか
第2章:私たちの購買心理:進化心理学からのアプローチ
第3章:SNSが変える情報の広がり方―その変遷と現在
第4章:インフルエンサーの隆盛がもたらすもの
第5章:SNSによるマーケティングのコペルニクス的転回
第6章:コミュニケーションの主戦場は動画(ムービー) へ
第7章:TikTokインパクト
第8章:ユーザーが夢中になるTikTokの3つの価値
第9章:TikTok が革新するエンタテインメントのかたち
第10章:TikTok クリエイターがこっそり明かすバズ動画のコツ
第11章:TikTok を活用したブランドコミュニケーション―あるいは、「TikTok 売れ」の解明
第12章:ショートムービー時代の見取り図と羅針盤―そしてSNSのネクストフェーズへ
【著者紹介】
電通 電通メディアイノベーションラボ
天野彬
1986年生まれ。東京都出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了(M.A.)。電通入社後、マーケティング部門、新規事業開発部門を経て現職。 若年層のメディア・消費行動やSNSの動向に関するリサーチ/執筆/コンサルティングが専門分野。 研究分野に関する著書、経済番組でのコメンテーターや登壇など経験多数。 日経Think! エキスパートコメンテーター、Forbesオフィシャルコラムニスト。
主な著書は以下:
『シェアしたがる心理―SNSの情報環境を読み解く7つの視点―』(2017年、宣伝会議)
『SNS変遷史―「いいね! 」でつながる社会のゆくえ―』(2019年、イースト新書)
『情報メディア白書』(共著、2016~2022年、ダイヤモンド社)
『メディアリテラシー―吟味思考を育む―』(共著、2021年、時事通信社)