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2週間で2000人以上来場 「オノマトペ処方展」開催中

2024/04/24

    SDGs実現に向けて、社会や日常の課題を解決するオノマトペを体験できる展示「オノマトペ処方展」(主催:ITOCHU SDGs STUDIO)が、東京・青山のITOCHU SDGs STUDIO GALLERYで開催されている。7月15日(月・祝)まで。

    4月1日(月)の展示開始から2週間あまりで来場者は2000人を超え、好評を博している。

    「オノマトペ処方展」

    オノマトペは、「ニャーニャー」「ドンドン」といった物理的な音を表す擬音語と、「キラキラ」「ワクワク」といった、実際には音を伴わない状態や心情を表現する擬態語を総称した言葉。日本は、世界でもオノマトペの数が特に多く、「オノマトペ大国」といわれている。特に近年は、医療現場で患者が医者に痛みを伝える手段や、聴覚に不自由を感じる人がスポーツ観戦をより楽しめる手段として、社会のさまざまな場面で活用されはじめている。

    「オノマトペ処方展」は、幼稚な言葉に思われがちなオノマトペの「社会で活用できる実用的な言葉」としての性質に光を当て、オノマトペについて考え直すきっかけを提供する。薬局をコンセプトに、親子、スポーツ、医療、友人関係、ビジネス、SNSなどさまざまなシーンにおけるコミュニケーションの悩みにオノマトペを「処方」してみることで、オノマトペの実用性を子どもから大人まで楽しみながら学べる。全体監修は、オノマトペをテーマにした著書で新書大賞2024のグランプリを受賞した、今井むつみ先生と秋田喜美先生。

    「オノマトペ処方展」会場風景

    【概要】
    主催:
    ITOCHU SDGs STUDIO
    期間:4月1日(月)~7月15日(月・祝)
    会場:ITOCHU SDGs STUDIO GALLERY
    (東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1)
    料金:入場料無料
    営業時間:11:00~18:00
    休館日:月曜日 ※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館
    全体監修:今井むつみ先生、秋田喜美先生
    医学監修:武田裕子先生、岩田一成先生
     

    【展示内容】

    ■体験ブース

    ①さわるかぐマトぺ

    実際に物を触ったり、嗅いだりしながら、五感を使ってオノマトペを体験できるコーナー。

    ②パパママトぺ
    子どもに意図を伝えやすくなり、親子でのコミュニケーションで役立つオノマトペを紹介。

    ③カラダマトぺ
    体に違和感があるとき、体調が悪いとき、症状を上手に伝えやすくなるオノマトペを、人体模型を使って紹介。

    ④スポマトぺ
    握力、ジャンプ、長座体前屈の身体測定で、オノマトペの効果を実際に試せるコーナー。

    ⑤新薬マトぺ
    友人関係やビジネス、SNSなどのさまざまなシーンでの実験的用法のオノマトペを「新薬」に見立てて紹介。

    ⑥わたしの処方せん
    オノマトペのスタンプを使って、自分の心の中を可視化してみることで、自己との対話を促すコーナー。

    体験ブース(さわるかぐマトぺ 、パパママトぺ)
    (左から)さわるかぐマトぺ 、パパママトぺ
    体験ブース(カラダマトぺ 、スポマトぺ)
    (左から)カラダマトぺ 、スポマトぺ
    体験ブース(新薬マトぺ、わたしの処方せん)
    (左から)新薬マトぺ 、わたしの処方せん

    ■学びのブース

    ①学びマトぺ
    オノマトペ処方展全体監修の今井むつみ先生と秋田喜美先生の対談コーナー。「オノマトペについて」「オノマトペと子どもの言語習得の関係性」「人間の言語習得の特徴」、「オノマトペの気になるテーマ」について、先生方が語る。

    ②事例マトぺ
    既に社会で活用されているオノマトペの事例を通じて、オノマトペの実用性を学べるコーナー。

    ■「オノマトペ処方展」の詳細はこちらから