人もペットもうれしい社会を。No.12
あなたはどんなオーナーですか?
2014/11/12
皆さんはペットとどのように向き合っていますか?
熱心にしつけをしている方、家の環境をペットにも過ごしやすいように整備している方、散歩や運動をたくさんすることでペットも自分も健康に過ごせるようにしている方、その他にもきっと、それぞれがそれぞれのやり方でペットとの関係性を築いているかと思います。
ペットは一度飼ってしまえば、飼い方次第でどのような存在にもなり得ます。ペットオーナーに関しても、“こうあるべき”という決まりは明確には存在していません。そこからも、多様なペットオーナーの実態を想像することができます。
Think Pet Projectでは、犬のオーナーを意識と行動の特性によって6タイプのクラスターに分類する、という試みを過去に行いました。
今回はそのクラスターを簡単にご紹介いたします。
皆さん、自分がどのようなオーナーか意識されたことは、もしかするとないかもしれません。ぜひ、どれがご自身と一致するタイプか見ながら考えてみてくださいね。
※本調査は全国20~69歳の男女を対象に、ペットを飼っており、かつ自分がメインでペットの世話をしている方、及び自分もペットの世話をしている方を対象に調査を実施致しました。
クラスター① 「親密派」
日常の疲れなどの癒やしとして、ペットが心の支えとなっているオーナー。しつけへの意識は比較的高く、愛情を持ちながら主従関係をしっかりと覚えさせて、しっかりとしつけを行う。おもちゃや、おやつに対する消費意欲が旺盛であり、特におやつを買うオーナーが8割であることからも、比較的ペットには甘めのオーナーが多く見れられる。犬種の特徴としては、「ポメラニアン」を飼っている方が多め。
クラスター②「マイペース派」
家族の影響(特に子どもからの要求)で購入を決めたオーナーが多い。食事や医療への気配りの意識は高いが、ペットオーナーとして、しつけ等の意識はそれほど高くない傾向がある。情報収集を積極的に行う傾向も低く、ペット向けのイベントの参加率も高くはない。しかし、オーナーとしての意識が低いわけではなく、自分なりに責任を持っている方が多い。犬種の特徴としては、「柴犬」を飼っている方が多め。
クラスター③「おしゃれ派」
外に連れて行ったりすることに対する意識が高いオーナーが多い。洋服を着せたり、トリミングに気を使うなど、外からの目線に対する意識は非常に高く、ペットと一緒にお出掛けをすることを好むオーナーに多く見られる。ブログ率も非常に高く、情報には敏感な方が多い。他のクラスターよりも衣服への出費が多いのも特徴。犬種特徴としては、「トイプードル」や「チワワ」を飼っている方が多め。
クラスター④「厳格派」
ペットに費やす金額が最も多く、医療費やペットフードなどペットの健康にまつわる出費が多いオーナー。しつけなどに対する意識も高く、ペットの社会性に対する意識も高い。情報発信力や、情報収集力にもたけており、ブログ率も全クラスター中一番高いクラスターといえる。犬種の特徴としては「ボーダーコリー」を飼っている方が多め。
クラスター⑤「番犬派」
ペットを甘やかすことなく、厳しいしつけを行い、室内ではなく外で飼う方が多く、あまり手間もかけない傾向が強いオーナー。ペットにはあまりお金をかける傾向にはなく、それに伴い情報の発信、収集もほとんど行わない。犬種の特徴としては「雑種」を飼っている方が多め。
クラスター⑥「放任派」
家族がペットを欲しがったため飼っているが、あまり強い関心のないオーナー。世話はきちんとしているものの、関与が最も低い層。クラスターの割合としても非常に低く10%以下となっている。犬種の特徴としては「ゴールデンレトリバー」を飼っている方が多め。
以上、6つのクラスターとなります。
ペットオーナーの調査は、若者やシニア、男女など、明確な線引きが難しいことが多く、年齢や性別などでクラスターを切ることができない一方で、これまで何となく認識していたペットオーナーがタイプとして見えたかな、と思っています。
犬種についても、ペットオーナーに関しても、あくまで傾向としての分析であり、6つのタイプに分けてみましたが、ご自分に当てはまるものはありましたでしょうか?自分のペットの飼い方をあらためて考えたり、向き合う機会になればと思っています。
正解のないペットの飼育だからこそ、自分のライフスタイルに合った、そしてペットの特性や性格に合った育て方を実践できるようになっていけばすてきですね。