Experience Driven ShowcaseNo.21
【ミラノ万博】日本館第2の拠点 「ジャパンサローネ」
2015/09/14
「食」をテーマとする世界初の万博、ミラノ国際博覧会が5月1日から10月31日まで開催中。
日本館は人気パビリオンとしてさまざまなメディアに紹介されています。その日本館の第2の拠点となったのが「ジャパンサローネ」。
日本政府とともに日本館への協賛企業や団体などが参画し、ミラノ市内で6月25日から7月13日までの19日間 開催されました。今回は、その様子をご紹介します。
編集構成:金原亜紀 電通イベント&スペース・デザイン局
ジャパンサローネは万博会場の中では規制の関係で実施できない企業宣伝やBtoB商談会、BtoCプロモーションなどを行い、イタリアと欧州周辺国の食関係者や一般の方々に日本をより知っていただき、日本のプレゼンスを高める事業として実施しました。
農林水産省、経済産業省、内閣府、総務省、観光庁および日本政府観光局(JNTO)、日本貿易振興機構(JETRO)が連携、さらに50を超える企業・団体・自治体の出展・協力で、期間中3万人を超える来場がありました。
オープニングセレモニー
初日の6月25日には、長谷部正道農水省大臣官房審議官、福井昌平ミラノ万博日本館総合プロデューサー、加藤辰也ミラノ万博日本政府代表、天羽隆農林水産省政策課長、Chiara Biscontiミラノ市評議員、PierCarla Delpianoステッリーネ財団理事長、さらに日本館特別大使のハローキティも参加し、華やかにオープニングを飾りました。
会期序盤
日本酒や日本の食、食文化の紹介、アニメやキャラクターから伝統工芸まで、ざまざまなクールジャパンコンテンツが紹介されました。
会期中盤
日本の先進映像技術 8K・4Kのセミナーと試写会、日本の地方産品の商談会、さまざまな食のプレゼンテーション、試食の提供が行われました。
会期終盤
さまざまな企業プレゼンテーションが日々行われ、7月11日のジャパンデーには4000人を超えるお客さまが来場し、活況を呈しました。
林芳正農林水産相、山際大志郎経済産業副大臣、鈴木馨祐国土交通大臣政務官、長谷川岳総務大臣政務官、安倍昭恵首相夫人など、多くのVIPの方々にもお越しいただきました。
万博という世界的なイベントの中で、日本の政府、さまざまな企業・団体・自治体が、それぞれの強みをアピールし、それらをエッセンスとして取組全体を通して『日本』をプレゼンテーションする新しい取り組みとして行われたジャパンサローネという仕組み。イタリアをはじめ多くのヨーロッパの方々に日本を知っていただき、日本について考えていただく機会になったと信じています。
ジャパンサローネは万博より先に終了しましたが、万博自体は10月31日までの開催です。
日本の食、食文化、クリエーティブが集結した集大成だと思います。
まだ行っていない方はぜひ積極的に時間をつくって、これまで知らなかった日本を再発見してみてはいかがですか?
次回は、「ジャパンサローネ」を企画した農林水産省の山口靖氏、プロデューサーの福井昌平氏に、電通の作田賢一氏、矢野高行氏がその成果について語り合います。