US発★広告主の7割がプログラマティック広告取引に懸念 米広告主協会調査で明らかに
2016/03/07
米広告主協会(ANA)は2月、広告主128社を対象に、プログラマティック広告取引に関する調査を実施した。その結果、広告主の70%がボット詐欺に懸念を持ち、64%が透明性の欠如を課題としていることが明らかになった。アドエージが報じた。
調査によると、過去1年に、プログラマティック広告取引を行ったことがある広告主は全体の79%で、2014年時調査より35%増。31%が同取引を管理・監督する社内能力を向上させており、62%が広告会社に対して取引に関するガイドラインと詳細な報告を必要とし、51%がアドフラウド(ボットなどの広告詐欺)の可能性が高いサイトをブラックリスト化している。また、42%がPMP(プライベート・マーケットプレイス。媒体社保有の限定された高付加価値広告枠を中心に形成)を利用する。
ANAのボブ・リオダイス社長兼最高経営責任者は「プログラマティック広告取引は有益である一方、不透明性が問題。デジタル広告全体のサプライチェーンを根本から見直すべき」と語る。