インサイトメモNo.12
デジタルシニアの“情報感度”と“情報伝播力”
2011/09/07
〈 掲載日:2011.09.07 〉
メディアイノベーション・ラボでは、「インサイトメモ vol.8」に続き、デジタルシニア研究の一環として、60代の"デジタル層"と"非デジタル層"を対象に調査を実施しました。
調査結果からは、デジタル層の情報感度の高さと、情報伝播力の大きさが浮き彫りになりました。
例えば、
Q:新製品を買ったり、新しいサービスを利用したりするのが人より早い。
・デジタル層 ・・・20.0%
・非デジタル層・・・10.5%
Q:話題になったり評判になった場所、店には行くようにしている。
・デジタル層 ・・・40.5%
・非デジタル層・・・30.5%
Q:常に新しい情報に触れていることによって元気になれる。
・デジタル層 ・・・64.5%
・非デジタル層・・・48.0%
という結果になり、デジタル層(デジタルシニア)は、非デジタル層と比較して情報感度が高いことが明らかになりました。
Q:話題になったり、評判になった場所・店には行くようにしている。
また次のような回答も得られました。
Q:社交的な集まりによく出かける。
・デジタル層 ・・・36.5%
・非デジタル層・・・24.0%
Q:新しい情報はすぐに人に教えてあげる。
・デジタル層 ・・・56.0%
・非デジタル層・・・40.0%
Q:自分が良いと思ったものは他人に薦める。
・デジタル層 ・・・68.5%
・非デジタル層・・・56.0%
以上の結果から、デジタルシニアは非デジタルシニア層に比べ社交性が高く、周囲の人々に対し積極的に情報発信をする傾向があり、"情報伝播力"が大きいと推察されます。
情報感度が高く、情報の波及効果も期待できるデジタルシニアは、マーケティングでも重要なターゲット層のひとつと言えそうです。