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電通、成長戦略の加速に向け、新会社「電通デジタル」を設立
― デジタルマーケティングにおけるリーディングカンパニーを目指す

2016/04/19

    電通は4月19日、デジタル領域における成長戦略を加速させるため、デジタルマーケティング専門の新会社電通デジタル」を7月1日付で設立すると発表した。

    デジタルテクノロジーの進化が消費者の行動を著しく変化させている昨今、企業はこれまで個別に対応していたマーケティングプロセスの各段階を有機的に結び付け、効果と効率を最大化する取り組みに注力し始めている。

    これに対応して、わが国の広告支出においては、インターネットメディアがテレビに次ぐ広告メディアへと成長しており、さらに、ITコンサルやビッグデータ分析、Eコマース支援など、広告市場には含まれないデジタルマーケティング関連市場が大きく拡大している。

    こうした状況を踏まえ、新会社「電通デジタル」は電通グループ各社と連携しながら、既存の広告市場はもちろんのこと、拡大中のデジタルマーケティング市場における需要の取り込みを加速させる。

    具体的には、新会社はデジタルマーケティングに関する各種「コンサルティング」「開発・実装」「運用・実行支援」の機能を持ち、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション支援、見込み客の発見と顧客獲得からCRMまでのカスタマージャーニーにおける統合ソリューションの提供、ならびにそれらを支えるプラットフォームの構築支援を行う。

    また、最先端のケーパビリティーを保有するための投資活動や技術開発に加え、デジタルマーケティング専門人材の獲得と育成を加速することで、名実ともにデジタルマーケティングにおけるリーディングカンパニーとなることを目指す。

    なお、新会社には、本社内組織である「デジタルマーケティングセンター」、顧客企業の“デジタル時代の新しい売り方”のプランニングとビジネスモデルの構築を支援してきた「電通イーマーケティングワン」と、デジタルパフォーマンスマーケティング領域を中心に顧客企業の事業拡大を支援してきた「ネクステッジ電通」も合流する。

    新会社が提供する主なサービスとしては次のようなものを想定している。

     

    ■新会社が提供する主なサービス

    1.デジタルトランスフォーメーション関連サービス
    ・マーケティングプロセス革新
    ・マーケティングエコシステム構築
    ・マーケティングROI向上
    ・エクスペリエンスデザイン

    2.カスタマージャーニー関連サービス
    ・マーケティングオートメーション
    ・ウェブインテグレーション
    ・パフォーマンスマーケティング
    ・デジタル広告運用
    ・ダイレクトマーケティング
    ・ソーシャルメディアマーケティング
    ・コンテンツマーケティング
    ・モバイル/アプリマーケティング
    ・CRMソリューション
    ・ECソリューション

    3.テクノロジーとデータ関連サービス
    ・データプラットフォーム/マーケティングプラットフォーム構築
    ・マーケティングテクノロジー/AI/IoT関連サービス

    <新会社の概要>
    ・社   名:株式会社電通デジタル(英文表記:Dentsu Digital Inc.)
    ・所 在 地:東京都港区東新橋1-8-1(電通本社ビル内)
    ・資 本 金:4.4億円(予定)
    ・出資比率:株式会社電通 100%
    ・役   員:代表取締役CEO 大山 俊哉(現 電通執行役員)
                         代表取締役社長COO 丸岡 吉人(現 電通デジタルマーケティングセンター長)
    ・設 立 日:2016年7月1日(同日より営業開始予定)
    ・従業員数:600人(予定)

    電通ニュースリリース
    http://www.dentsu.co.jp/news/release/2016/0419-008743.html