電通の若手アートディレクターが考える「○○をもっと面白くするアイデア」をご紹介。今回は、太田久美子さんによる「お静かに･･･をおもしろく」です。

ネガティブなことをアイデアでポジティブに

──なぜ「お静かに･･･」というテーマにしたのですか？

太田：実体験からのテーマなんです。仕事に集中しているとき、他の人のキーボードをたたく音って結構気になりますよね。そんなに強くたたかなくてもいいのになぁ、と思うことがあって。気になるけれど、言えないなぁと。何人かに聞いてみると、分かる、分かる、という人が多くて共感してくれたんですね。今回のテーマも共感してもらえるものがいいなと思ってこのテーマにしました。「いやなこと」や「注意する」ってポジティブなことではないですよね。でも、企画としてユーモアを持って伝えられたらいいなと。文章とか言葉ではなく、ビジュアルでしか伝えられないものがあるのでは、とやってみました。実用的なデザインではなく現実的ではありませんが、これを見てホッコリしてもらえたらうれしいです。

ゴルフで社内外でのコミュニケーションが広がる

──今、興味関心があることは何ですか？

太田：最近ゴルフにはまっています。大学時代の友人にやっている人が多くて、一緒にやりたいと思ったのがキッカケです。アウトドアで気分転換にもなるし、他のスポーツとは違ってコミュニケーションを取りながらプレーするので、一気に仲良くなれて仕事以外での知人が増えますね。それにアートディレクターでゴルフする女子はほとんどいないので珍しがられて、社内でも普段話す機会がない方たちからも声を掛けてもらってます。ゴルフを始めてからコミュニケーションが広がって楽しいですね。