コネクテッドカー、バーチャルリアリティー(VR)、新しい携帯電話と独創的なアプリ、3D印刷、プライバシー保護、バックエンドソリューションなどあらゆる技術が展示されたが、今年のMWCは、そのスローガン「The Next Element」(次なる要素)にふさわしい、一歩先を見据えるものになったようだ。
MWCに参加した電通イージス・ネットワーク(DAN)のHead of Social & Contentサビーナ・ロドリゲス氏は、以下のように語った。
MWC2016では「Mobile is Everything」が合言葉だった。しかしMWC2017で私たちは、モバイルがさらに大きな存在であるということを発見した。
オープニング基調演説のタイトル「Mobile. The Next Element」がすべてを物語っている。MWCは、以前はモバイルの通信業者と端末製造メーカーのためのトレードショーだったが、今ではデジタル経済全体を網羅するものへと進化した。AIや自動化からドローンやコネクテッドカーに至るまで、幅広い技術の展示は圧倒的だった。
モバイルは、私たちの生活、仕事、娯楽だけでなく、産業全体の変化をもたらした。今年のテーマが「The Next Element」なのは、そうした状況にふさわしいと言えるだろう。モバイルはいまやそれなしでは生きていけない要素になりつつある。