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1分で分かる海外消費者インサイト2017No.6

Q6 訪日観光客のSNSの接触状況は?

2017/09/22

刻々とかわりゆく今の日本は、世界の人々の目にどう映っているのでしょうか? 日本の観光や食、製品などの“ジャパンブランド”は海外でどんな評価を得ているのでしょうか?

2017年2~3月に世界20カ国・地域で行った「ジャパンブランド調査2017」の結果を紹介しています。今回は「SNSの接触状況」です。


A. 中国・ロシア・マレーシアを除く全エリアで「Facebook」が1位。アジアでは「LINE」が上位に。

情報収集に利用しているミニブログ、SNSトップ3(タイトル)
情報収集に利用しているミニブログ、SNSトップ3(図表01)

訪日観光客に「情報収集に利用しているミニブログ、SNS」を聞いたところ、約8割のエリアで「Facebook」が1位、かつ中国以外のどのエリアでも、接触率が7割を超えるという結果になりました。自国独自のSNSが発達している中国やロシアは、それぞれ「WeChat」「VK」が9割以上でトップとなっています。

日本では利用率約6割の「LINE」(*)は、アジアなどの一部のエリアでトップですが、同じようなメッセージの送受信目的では、大半のエリアで「Facebook Messenger」が利用されていることが分かりました。

一くくりにSNSといってもそれぞれ特徴があり、使用目的や見るときの気分もさまざまです。各SNSの特徴も踏まえながら、この接触状況データを参考にしてみてください。

*LINE2017年7月決算会資料

情報収集に利用しているミニブログ、SNSトップ3(図表02)
情報収集に利用しているミニブログ、SNSトップ3(図表03)

<ジャパンブランド調査2017の概要>
●目的:日本の食や観光、日本産品など「ジャパンブランド」全般に関する海外消費者の意識と実態を把握し、企業のマーケティング活動を支援。
●対象エリア:20カ国・地域
中国(グループA=北京、上海、広州、グループB=深圳、天津、重慶、蘇州、武漢、成都、杭州、大連、西安、青島)、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア
※東アジア(中国、香港、台湾、韓国)
※ASEAN(シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン)
●調査手法:インターネット調査
●対象者条件:中間所得層以上の20歳~59歳男女
※「中間所得者層」の定義:OECD統計などによる各国平均所得額、および社会階層区分(SEC)をもとに各国ごとに条件を設定
●サンプル数:中国はA・B200ssずつ計400ss、アメリカは400ss、それ以外の地域は各200ss 合計4400ss
●調査期間:2017年2月13日~3月10日

電通 チーム・クールジャパン
日本の文化や強みを生かした商品・サービスを海外市場に展開していく「クールジャパン関連事業」推進のために発足した電通の全社横断プロジェクトチーム。電通は経済産業省のクールジャパン機構(ファンド)へも出資。海外展開するクライアント企業の担当者やメディア・コンテンツ担当、海外の現地法人ネットワーク担当、プロデューサー、プランナーが集まり、魅力的な日本を世界に打ち出していく取り組みを行っています。