アジア女子のイマNo.6
アジア女子を独自の視点で勝手に分析! 台湾女子はギャル度80%哈日族(ハーリーズー)&自分磨き志向
2013/09/27
“哈日族”と言われる台湾女子
親日のイメージが強い台湾。
東日本大震災における日本に対する迅速な支援活動と多額の義援金は多くの方の記憶に刻まれているのではないでしょうか。また、2013年4月には、宝塚歌劇団が台湾公演を行い大盛況だった、というニュースもありました。
そんな、日本と心理的な距離の近い台湾では、2000年前後から、「哈日族」(日本が好きで好きでたまらない人たち)という言葉が広まるほど“日本好き”が社会現象になっているようです。
台湾と日本の文化的な時差はゼロ!
台湾ではケーブルテレビでリアルタイムに日本のテレビを見ることができ、雑誌、ドラマなどで日本の女子たちの情報に触れているそうです。
今回はそんな彼女たちを勝手に分析したいと思います。
着飾りたい意欲は64.8% ネットや卸問屋も駆使してデコ
アジア女子まるわかり定量調査によれば、「簡単かつ快適な衣服を着るよりも、魅力的に見えるように着飾りたい」意識が調査対象国・地域の中で最も高く、64.8%に及びます。
「友達や、掲示板で知り合った人と一緒にネットで大量買い(送料を抑えるため)しているし、安く買える夜市や卸問屋に行くことも多いです。五分埔という地区では、東南アジアや中国製の服が“量り売り”されてるんですよ」
特に若い世代においては、ブランドにこだわるというよりも、どちらかというと“アイテム数”を優先し、デコっているようです。
台湾女子のネットショッピング利用率は67.6%と調査対象の7カ国・地域の中で最高値ですが、デコ(=着飾る)意識の高さの表れなのかもしれません。
出典:アジア女子まるわかり調査 |
また、台湾の女子たちは生活満足度が35%と低いのも特徴。なぜなのか聞いてみると
「私たちは常に自分磨きをするのが好きなんです。常に今の自分に満足できずに、向上心を持っているからじゃないかな」台湾女子が着飾るのも、自分の憧れとするアイコンに少しでも近づくための自分磨きの一環という面があるのでしょう。
台湾女子は一眼レフのカメラ女子
JETROによると、台湾は半導体、液晶ディスプレイ、パソコンなどのハイテク産業で世界的に高い国際競争力を有しており、近年日本企業からの投資も増加しているという報告もあります。デジカメの普及は日本より早かったようで、さらにデジタル一眼レフも所有率が31%(出典:アジア女子まるわかり調査)に及びます。
「台湾はもともと写真が好きな民族です。ドレスアップして写真館で撮ってもらうことも多いんですよ」
日本人と比較してウェブで自分の顔をさらすことに抵抗感を持つ人は少ないのでオフショット、家族写真、食事…と自分を入れた自撮りショットがSNSにあふれています!!
自分のライフログとして使用しているので、他国のようなSNS疲れはないのだそう。
台湾女子のギャル度は80%(日本のギャル度を100%とした場合)
今回もLOVE(心)DECO(技)GUTS(体)の3タイプの切り口から台湾女子のギャル度を勝手に分析。
台湾女子のギャル度=80%(日本のギャル度を100%とした場合)
自分磨きの一環としてデコ意欲の高い女子が多いこと、“時差ゼロ”で日本の女子たちのトレンドをウォッチしていることからギャル度が高いと判断。
ただし、朱さんによれば
「3年ほど前まではギャル度90%くらいあった気がするけど、今は韓国の影響が強くなっているので日本っぽさは80%くらいに弱まっている気がします。それに伴ってファッションスタイルはもちろんのこと、カメラやテレビなどの家電製品も韓国製のものに取って代わってきているように思います」
とのこと。
日本で韓流ブームが始まったのと同時期に台湾でも韓流が入り込み、今では日本文化よりも存在感を発揮し始め、「哈日族」と対で、「哈韓族」という言葉も登場しているとか。
韓流がブームになる前の日本のイメージといえば、安室奈美恵や浜崎あゆみといった、自分ではなかなかなれそうにない遠い存在。それが自分磨き欲の高い台湾女子たちのデコ意欲をかき立てていたようです。
しかし、今の日本はAKB48に代表される身近なアイドルが多く、手の届かない存在から手の届く存在と捉えられ、自分磨き欲が満たされなくなってきた可能性があります。一方で、日本と時を同じくして台湾に流入した韓流スターは「スタイル抜群の憧れの存在」として台湾女子に響いたのかもしれません。
自分磨き欲の高い台湾女子にとって、次なる憧れの存在とは一体何になるのでしょう?
引き続き要チェックです!