「キャリア甲子園2018」に向けて
電通・小布施氏、高校生にアイデア発想法を講義
2018/11/06
マイナビの運営するキャリア教育サイトMY FUTURE CAMPUSは10月27日と28日、「未来を変える180分『プロのアイデア発想法とは?』~ヒット連発のクリエーターが高校生向けに初講義」を東京のJR新宿ミライナタワーと大阪のグランフロント大阪タワーでそれぞれ開催した。
高校生がチームを組んで企業からのテーマに挑戦するビジネスアイデアコンテスト「キャリア甲子園2018」に向けた特別講義として実施したもので、講師に電通のクリエーター・小布施典孝氏を招き、思い付きではない、人の心を動かすアイデア発想法を学んだ。
冒頭、マイナビの相木良介副編集長は「大学生向けのイベントに立ち会うことが多いので、高校生は新鮮。高校生向けのキャリア甲子園と、大学生向けのキャリアインカレ、二つのビジネスコンテストを主催しているが、キャリア甲子園は頭の柔らかさや吸収力もあってか、非常にレベルが高い。今日は、学校ではあまり教わらない企画の立て方とアイデア発想法を学んでほしい」と、あいさつした。
講義前半では、普段なかなか知ることのできない、アイデアを考えるための基本講義から始まり、小布施氏が手掛けた事例や、アイデアや企画によって普段とは見え方が変わったケース、ヒット作を元にしたアイデア発想法を学んだ。そして後半は学んだことを生かし、参加者が様々な事例をもとにアイデアを発想し実践する場とした。
小布施氏は、「子どもの1歳の誕生日にお父さんはどんなプレゼントを準備するのがいいか」「街にさまざまなコーヒーがあふれている今、どんなコーヒーがヒットすると思うか」などの例題を出し、参加者は演習に臨んだ。
高校生たちは、自身のアイデアを発表するのに非常に意欲的で、ポジティブな主張が強く、会場は熱気にあふれた。
小布施氏は「何でも吸収しようという気持ちが前面に出ていて、素晴らしいと思った。今日の気持ちを忘れずに、学んだことを整理して、キャリア甲子園のプレゼンに生かしてほしい」とエールを送り、講義を締めた。
キャリア甲子園2018は、11月30日までプレエントリーを受け付けており、書類審査締め切りが12月11日、プレゼン動画応募締め切りが来年1月10日、決勝大会は3月17日に予定されている。
キャリア甲子園公式サイト:http://careerkoshien.mycampus.jp/
写真提供:マイナビ