READY STEADY TOKYOアーチェリー開催
初の男女混合も実施
2019/07/18
2020年東京オリンピック・パラリンピックの本番に向け、競技運営や大会運営の能力を高めることを目的に実施するテストイベント・READY STEADY TOKYO(主催=東京2020組織委)のアーチェリー競技が7月12~18日、東京・江東区の夢の島公園アーチェリー場で行われ、29カ国・地域からパラ選手を含む約130人の選手が参加した。
アーチェリーは、屋外の平らな射場で行うターゲットアーチェリーや、森や山などで行うフィールドアーチェリー、室内のインドアアーチェリーなどさまざまな種類があるが、オリンピックではターゲットアーチェリーを実施している。
オリンピックでアーチェリーが初めて採用されたのは1900年パリ大会。1924年からは外されていたが、1972年ミュンヘン大会から正式競技として復活した。
オリンピックでは、70メートル先に設置された、直径122センチの円に向けて、弓で矢を放つ。円の中心に当たれば10点。以下、円の外周に向けて帯が並び、9点、8点と得点が低くなり、1点の外側は0点になる。
アーチェリーは、体力・技術はもちろん、わずかな雑念がミスにつながる競技で、メンタルの強さが勝敗を左右する。
13日は、オリンピックでは初となるミックス(男女混合)競技を公式戦として実施した。
弓から放たれた矢の速度は速く、瞬時に的に達する。会場の大型モニターには的が大きく映し出され、点を告げるアナウンスですぐに結果が分かる。また、同アーチェリー場は、公園の緑に囲まれ、静寂の中で選手の集中力も身近に感じられる。
日本チーム(杉本智美・武藤弘樹ペア)は準々決勝でコロンビアと対戦。接戦の末、惜しくも敗退した。その他、トルコ対韓国、アメリカ対台湾、オランダ対ロシアが行われ、準決勝は韓国対コロンビア、台湾対ロシアで争われた。
決勝は韓国とロシアが戦い、10点を連続で取るなど好調の韓国が優勝した。3位はコロンビアだった。
https://readysteady.tokyo2020.org/ja/