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    2019/09/17

    「READY STEADY TOKYO」
    カヌー(スプリント)のテストイベント実施

    東京2020組織委は9月12~15日、カヌー(スプリント)のテストイベントを、本番会場の海の森水上競技場(東京・江東区)で実施し、約40の国・地域から約170人の選手が参加した。(パラカヌーの選手は約70人)
    画像=ⓒ フォート・キシモト

    同競技場は、2020大会のために新しく整備された施設で、オリンピック・パラリンピックでは、カヌーの他ボート競技で使用される。
    カヌーには、流れのない直線コースで一斉にスタートし、着順を競うスプリントと、激流を下りながら吊されたゲートを順に通過してタイムと技術を競うスラロームがある。(スラロームの会場は、葛西臨海公園に隣接するカヌー・スラロームセンター)

     競技で使われるカヌーのタイプは2種類で、ブレード(水かき)が片側だけに付くパドルを使うカナディアンと、両端に付いているパドルで行うカヤックがある。さらにスプリントはシングル(1人乗り)、ペア(2人乗り)、フォア(4人乗り)の種目があり、距離も200、500、1000メートルの3種類。
    これらの組み合わせにより、男女でスプリントが計12種目、スラロームが4種目行われる。
    一方のパラカヌーは、2016年リオ大会から正式競技になった。

    カヌーのスプリントは、スタートからゴールまで、およそ30~50秒の勝負。
    スタートダッシュの後、水しぶきを上げながら猛スピードで水上を滑るように突き進むさまは迫力があり爽快だ。選手たちのリズミカルで無駄のない動きも見る者を魅了し、ラストスパートの白熱した戦いは、最後まで目が離せない。

    カヌーが盛んなのはヨーロッパ。中でも伝統的に強いのはドイツとされる。その他、スプリントではハンガリー、ウクライナ、ベラルーシ、スペイン、ロシア、ノルウェー、スロバキア、チェコ、イギリス、ニュージーランドが、スラロームでは、フランス、スペイン、スロバキア、イギリス、チェコ、オーストラリアなどが強豪国。

    13日は暑さ対策の実験として、降雪機で観客席に砕いた氷を降らせた。

    これまで、カヌーは日本では関心が低かったが、2016年リオ大会で羽根田卓也選手がスラローム男子カナディアンシングルで、日本人初の銅メダルを獲得し、注目が集まった。自国開催のオリンピックで、さらなる活躍が期待される。