第46回「東京モーターショー」開幕
エリアを拡大し、未来のモビリティー社会を示す
2019/10/24
2年に1度のモビリティーの祭典、第46回「東京モーターショー」(主催=日本自動車工業会)が10月24日、東京・江東区の有明、青海両エリアで開幕した。(一般公開は25日~11月4日)
「OPEN FUTURE」をテーマに、世界8カ国から187の企業・団体が参加。メーカー各社は、クルマ、バイクのワールドプレミアとなる車両などを数多く出展している。
また、以前から実施されている「東京モーターショーシンポジウム」も開催される。自動車業界からの発信の場であり、社会的に関心の高いテーマを中心に10以上のシンポジウムが開かれる予定だ。
近年の東京モーターショーは、東京ビッグサイト(有明)で開催されてきたが、今回はそれに加えて、青海展示棟と近接のメガウェブも使用。さらに両エリアをつなぐ、約1.5キロのシンボルプロムナード公園を「OPEN ROAD」として、スーパーカーやカスタムカー・バイクなど約70台を展示するとともに、パーソナルモビリティーなどの試乗体験コーナーも設置した。
ショーのテーマには三つの“OPEN”の意味を込めたという。従来のモーターショーと違い、クルマ・バイクの楽しみにプラスして、“未来の暮らし・街”にまで範囲を拡大し体感させる「未来へのOPEN」。二つ目は、「開催エリアのOPEN」で、それに伴う入場無料エリアの設定による「お客さまへのOPEN」を訴求する。
青海展示棟には、メーカー各社の展示ブースの他に、子ども向け職業体験施設「キッザニア」とコラボした「Out of KidZania」が設けられている。メカニックやカーデザイナーなどクルマにまつわる仕事体験ができ、ファミリー層に人気となりそうだ。
メガウェブでは近未来空間「FUTURE EXPO」が展開される。交通、都市、地方観光、スポーツ、エネルギーなどをテーマに、多くの企業による先進テクノロジーの体験ができる。また、話題のeスポーツ関連では、ドライビングゲーム「グランツーリスモSPORT」の大会も行われる。