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「パンパース」子育て応援プロジェクト始動 第1弾は「お出かけ支援」

2020/01/22

    プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)の乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」は、全国のママ・パパの子育てを応援する「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトを始動し、1月21日に都内で発表会を行った。パンパースは、43年前に日本に紙おむつを導入して以来、病産院向け製品の発売や災害時のおむつやおしりふきの提供など、赤ちゃんの成長や子育てを支援する活動を展開している。

    プロジェクト第1弾では「ママ・パパの赤ちゃんとのお出かけ」を応援する。
    同社は“外出先での育児=家ソト育児”について、0~3歳児のママ・パパ1000人を対象にアンケートを実施した結果、9割が家ソト育児を苦手と感じ、6割が子どもとの外出に不安を抱いていることが分かった。さらに、外出先におむつ交換台・ベビーケアルームがなく困った経験があり、駅や道の駅への設置希望が4割に達していることも判明した。

    瀬戸氏のあいさつ
    瀬戸氏と阿部氏が握手

    ジャパンベビーケア アソシエイトブランドディレクターの瀬戸温夫氏は、外出先でのおむつ交換台・ベビールームの設置について「私たちが貢献できる要素だ」と話し、全国道の駅連絡会とパートナーシップを結んだと発表。現時点で群馬、茨城、福岡、沖縄県の道の駅4カ所への順次設置が決定したとして、年内に100台の設置を目指すと明かした。
    瀬戸氏は「環境が未整備で、外出先で不便を感じているママ・パパに少しでも寄り添っていきたい。今後、さまざまな公共施設などに設置を広げ、子育てをエンジョイできる環境をつくりたい」と語った。

    瀬戸氏と阿部氏
    瀬戸氏(左)と阿部氏

    道の駅は全国で約1100カ所(19年6月現在)あり、年間2億人が利用している。同連絡会理事の阿部悟氏は、「ベビーコーナーがある道の駅は全国で50カ所、全体の4%にすぎない。同プロジェクトと協力し、2025年をめどに設置率を50%にしていきたい」と述べた。

    太田さん、近藤さん夫妻登場

    発表会では、お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久さんと、モデルの近藤千尋さん夫婦が、子育てについてトークを展開した。2人は、2児のパパ・ママとして育児に奮闘中だ。
    近藤さんは「これまでは長女だけだったが、今は次女を抱っこしながら長女の世話をする。外出しずらくなった」といい、太田さんは「家族で遊びに行き、おむつ台がないと多目的トイレで代えるしかない。女性用トイレにおむつ台があっても、パパは入れないので多目的トイレに行列ができる。パパたちも、子ども専用のトイレがあればいいのにと感じてるはず」と語った。

    おむつの交換をする太田さん
    育児への思いを発表する、太田さんと近藤さん

    同プロジェクトを聞いた太田さんは「やっぱりパンパースが一番最初に動いてくれた。外出は面倒に感じることもあるので、たくさんの場所で環境が整うのはうれしいし、すごくありがたい」と歓迎。近藤さんも「困っているママ・パパから、SNSでコメントをもらうことも多い。プロジェクトで、少しでも育児がしやすい環境になればと心から願っている」とコメントした。

    プロジェクトの公式サイトでは、サイト内のパンパースハートボタンをタップすることで、プロジェクトへの共感を表現でき、共感のハートが1万個になると、乳児院・保育所に50万枚のおむつが寄付される。また、ママ・パパが実践したり思っている「#わたしらしい子育て」を募集している。