直感と論理をつなぐ事業創造とは?No.2
長友佑都の盟友が明かすビジネス術 #02
2020/08/13
ベンチャー、スタートアップ、さらには企業内起業、という言葉が使われ始めて久しい。「働き方改革」の潮流の中、大手企業も、いや、大手企業ほど、人事制度や評価制度の抜本的な見直しが迫られている。しかしながらその実態は、まだまだ手探りが続いていることも事実。この連載では、長友佑都氏と「二人三脚」で株式会社クオーレを運営する津村洋太氏に、その本質について、3回の連載で大いに語っていただきます。
協力:白石幸平(電通CDC)
「長友佑都=超人」では、決してない
前回もお話ししましたが、長友佑都は決して超人ではない。しかしながら、普通の人と比べて傑出していることがあって、それは「探究心」だと僕は思っています。
探究心とは、どれだけ深く掘り下げられるか、ということで、長友の場合、まず「他人と自分を比較する」ことはしない。「できない自分を責めて、くよくよすること」もない。メディアや取材を受ける時以外は「他人の目」も一切、気にしない。「こうなりたい」の元にあるのは好奇心、もっといえば夢とかロマンとかだと思うのですが、長友の場合は非常に、冷静です。全力でやった先には成長しかないと考えていますし、後悔はしたくないと思っているので、なにをすればいいのか、なにをしてはいけないのか、とことん冷静に分析を重ね、探求し続ける。そこが、彼の最大の強みだと、僕は思っています。
スタートアップの鍵は、自身の「ストロングポイント」を見極めること
長友佑都と共に起業するに当たっては、まず、彼の持っている「ストロングポイント」をとことん見極めることから始めました。彼個人の精神論とか、方法論に、いかに汎用性を持たせられるか、ということです。そこに、例えば「健康ブーム」といった時代が掛け算される。長友を中心とした「ストーリー」が、そこに生まれる。
企業内起業、といったことも全く同じだと思います。突飛なアイデアで走りだすのではなく、社内の、当たり前のように転がっているリソースを改めて見つめ直してみる。そこには発見が、必ずある。
パートナーとの組み方にもそれは現れていて、僕の場合、「長友のストーリーに合うパートナーなのか?」ということを第一義に考えています。この人と、この会社と組めば、ビジネスが広がっていきそうだな、という視点ではなく、長友のストーリーが広がっていくのか、どうなのか、を基準にパートナーを選ぶようにしています。
そして、Cuoreという会社は長友の体験や視界を具現化する会社でもあるので、必然的に彼と事業パートナーとしても協業ができますし、プロモーション時にも通常は膨大な費用と時間のかかるのを効率化できます。もちろん、当社が世に出す商品やサービス自体に価値がないと続かないものなので、そこは仲間と挑戦しているところでもあります。
(関連サイト)
ファットアダプト食事法の献立レシピサイトは、こちら。
FLOWINのサイトは、こちら。
CUORE ONEオンラインフィットネスサイトは、こちら。
長友佑都氏のオフィシャルサイトは、こちら。
加藤超也氏のInstagramは、こちら。