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「30% Club Japan」インベスター・グループ、ジェンダーダイバーシティに関するアニュアルレポートを発表

2020/11/18

    30% Club Japan

    企業の持続的成長を目的に、重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目指して活動する30% Club Japan。そのワーキンググループのひとつで、機関投資家により構成されるインベスター・グループは11月5日、ジェンダーダイバーシティに関するアニュアルレポートのオンライン説明会を実施した。大手機関投資家の共同による同テーマのレポートは日本初となる。

    30% Clubは日本を含む14カ国で展開。日本のメンバーは現在37人で、三つのワーキンググループを設けている。2030年までにTOPIX100の女性役員比率を30%にすることを掲げる。

    説明会では、インベスター・グループ バイスチェアの菱田賀夫氏(三井住友トラスト・アセットマネジメント社長)が、ダイバーシティを事業戦略の軸とすること、女性の登用を数合わせでなく抜本的な改革とすること、適切な情報開示、の三つが必要と語り、機関投資家におけるダイバーシティの重要性を伝えた。

    30% Club JapanのFounder・キャンペーンマネージャーの只松美智子氏(デロイト トーマツ コンサルティング ジェンダーストラテジーリーダー)は、クラブの概要とインベスター・グループの位置づけを解説。
    30% Clubは2010年、英国で創設された世界的なキャンペーン。企業のトップのみが参加可能で、日本では2019年5月1日に活動開始した。「2030年までにTOPIX100 の役員に占める女性割合を 30%にする」目標に対し、現在の女性割合は12.9%。
    「30%」への思いとして、30%は変化を起こすために必要な最低限の量であるとし、取締役会の30%は意思決定に影響を及ぼすことが可能であり、社会的なムーブメントを起こす分岐点ともなる、と解説した。

    インベスター・グループ ベストプラクティスの松原稔氏(りそなアセットマネジメント執行役員)はグループの活動を紹介。
    インベスター・グループの目的は、企業のトップ層のジェンダーダイバーシティの促進を通して、投資先企業の中長期的企業価値を高め、株主利益の最大化を図ることであり、グループの主な活動五つのうち、「ベストプラクティス」「レポーティング」の活動として、アニュアルレポートを紹介した。

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