電通美術回路が『想像力を武器にする「アート思考」入門』を刊行
2021/04/01
アートをビジネスに活用する電通のプロジェクトチーム「美術回路」のメンバーである若林宏保氏の通信教育教材『想像力を武器にする「アート思考」入門 ―あなたのビジョンを実現する4つの力―』(発行:PHP研究所)が4月1日発売された。
「仕事にやりがいを見出したい、クリエイティビティを高めたい、新規事業を創出したい」このようなビジネスの悩みを打破する思考法として注目されているのが、「アート思考」である。
本教材では、アート思考を「アーティストの思考回路」と捉え、その構成要素を「問題提起力」「想像力」「実現力」「対話力」の4つの力にわかりやすく分類。優れたアート作品に楽しく触れながらこれらの力を身につけ、アーティストのように自ら「ビジョン」を打ち立て、それを仕事で実現していくためのプロセスを学んでいく。
自分を見つめ直したいビジネスパーソンや、これまでにないビジネスを生み出したいビジネスパーソンなど、アートに馴染みのない方でも楽しく理解できる内容となっている。
■本教材の特長
1) 作品画像や図表・ワークなどを用い、アートに馴染みのない方でも楽しみながらアート思考を学習できる。
2) 「ビジョン」を打ち立て、実現していくためのワークブックを用意。ビジネスに実践的に生かせる内容となっている。
3) オノ・ヨーコなどの代表的な現代アーティストの作品を多数掲載。「アートの入門書」としても楽しめる。
<アーティストの4つの思考回路>
■本教材の内容
第1章 アート思考とは何か?
1節:あなたとアートの関係性
2節:なぜアート思考が必要なのか?
3節:アーティストの思考回路とは?
4節:現代アートから始めよう
5節:アートとデザインの違い
第2章 アーティストの4つの思考回路
1節:アーティストに共通する4つの力
2節:前提を疑う―問題提起力とは?― (マルセル・デュシャンの事例から)
3節:見えないものを思い描く―想像力とは?― (オノ・ヨーコの事例から)
4節:想像を現実にする―実現力とは?― (クリストとジャンヌ=クロードの事例から)
5節:世の中と対話する―対話力とは?― (フェリックス=ゴンザレス=トレスの事例から)
第3章 アート思考を身につける
1節:アート思考の内在化のプロセス
2節:さまざまなアートへの接点
3節:アーティストの思考回路を探る
4節:思考探索の実践例―ジャクソン・ポロックの場合―
第4章 アート思考をビジネスに生かす (株式会社スマイルズの事例から)
1節:アートとの出会い
2節:問題提起力から想像力へ
3節:想像力から実現力へ
4節:対話力から世界の設計へ
第5章 アート思考でビジョンを描く
1節:ビジョン・スケッチの手法
2節:【ケーススタディ】アート思考とプレイス・ブランディング
COLUMN:ワークショップレポート
<PHP研究所から割引販売のご案内>
PHP研究所サイト内にある「法人:申し込み」のフォームから手続きをしていただき、備考欄に「電通報(著者紹介)から申し込み」と記載してください。その場合、割引価格(10%~)で本教材をご受講いただけます。
※企業名の欄にかならずご所属先をご入力ください。なお、PHP研究所より所属先企業様に直接ご連絡を差し上げることはありません。
※価格は企業などの法人に所属されている場合は、法人価格14,300円(税込)のところ12,870円(税込)。個人でお申し込みの方も、一般価格15,400円のところ、同じく12,870円(税込)でご受講いただけます。
↓ お申し込みはこちら
https://hrd.php.co.jp/tra/detail.php?code=AII
【電通 美術回路とは】
アートを取り入れたビジネス創造を支援するプロジェクトチーム。
https://bijutsukairo.com/
【執筆者プロフィール】
若林 宏保(わかばやし ひろやす)
電通 クリエーティブ・ディレクター
ビジネスにアートを活用するプロジェクト『美術回路』を推進。2020年より、アート思考プログラム「ヴィジョン・スケッチ」を開発実施、子供からビジネスパーソンまで、幅広い層に対してプログラムを実施している。また、約10年に渡って国内の様々な地域を対象としたブランディング活動も推進。「地域ブランディング」及び「プレイス・ブランディング」に関する手法、実践、知見を結集した電通独自のプラットフォームを確立している。