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電通、カーボンニュートラルを実現する「グリーンCM」をTBSと共同で実施

2022/11/04

    電通は、TBSテレビと共同で、テレビCMの放送に伴う温室効果ガスの排出量を算出し、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を実現する「グリーンCM」を開発。「グリーンCM」はTBSで放送される番組「セブンティーン・ゴールズ~未来にできること~」において、11月1日(火)より実施する。
    番組は11月29日(火)まで、毎週(火)22時57分~23時00分、関東ローカルで放送される。image
    広告宣伝活動に伴う温室効果ガス排出は、「GHGプロトコル」のScope3※1に分類され、広告宣伝活動が多い企業にとっては、カーボンニュートラル達成に向けての特に重要な課題となっている。

    この課題に取り組むため、電通はテレビCMの放送に伴う温室効果ガス排出量をGHGプロトコルに基づいて算出※2し、排出量分のJ-クレジット※3(再生可能エネルギー由来)を代理購入して、広告主企業に提供できるスキームを開発。「グリーンCM」では、広告主企業がこのスキームによってカーボンオフセットを実施することができる。

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    「グリーンCM」 における各社のカーボンオフセットの取り組み

    また、「グリーンCM」に加えて、電通は本件のプランニングおよび準備活動に伴う温室効果ガス排出量分を、TBSはテレビ番組「セブンティーン・ゴールズ~未来にできること~」の制作や放送における排出量分を、それぞれクレジット購入してオフセットすることで、広告主企業・電通・TBSの三者でカーボンニュートラルの実現に貢献するとしている。※4

    ※1 
    温室効果ガスの排出量を算定・報告する際の国際基準「GHG(Greenhouse Gas:GHG)プロトコル」において設けられている排出量の区分。Scope1は事業者自らによる温室効果ガスの直接排出、Scope2は他社から供給された電気、 熱・蒸気の使用に伴う間接排出、Scope3はScope1・Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)。

    ※2
    booost technologiesが提供する、CO2等排出量の自動算出による可視化・管理・報告が可能なカーボンマネジメントクラウド「ENERGY X GREEN」(https://green.energyx.jp/)を活用。

    ※3
    温室効果ガスの削減量や吸収量を、「クレジット」として国が認証する制度 。

    ※4
    前提として、各社が自社事業においてできる限りの温室効果ガス削減施策を実施した上で、それでも削減できない分をクレジット購入によってオフセットするもの。