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【参加者募集】輪島の漆職人支援チャリティイベント「“継承”彦十蒔絵」4月6日開催

2024/03/26

    工芸の次のすがたを実現させる運動「KOGEI Next」と、その派生プロジェクトである「和の響き Melody in Japan」は、4月6日(土)に開催する石川県輪島市の漆職人を支援するチャリティイベント「“継承彦十蒔絵(まきえ)」の参加者を募集している。

    国が指定する重要無形文化財である輪島塗は、職人の技術と風土の結合によって生まれた、日本を代表する伝統工芸である。今年1月に発生した令和6年能登半島地震により、職人の多くは、生活基盤や工房・道具を失い、石川県輪島の漆芸事業が危機に陥っている。

    本イベントでは、彦十蒔絵の代表である若宮隆志氏をはじめ、小学館文化事業局プロデューサーセバスチャン高木氏、和楽器バンドのメンバーで津軽三味線奏者の蜷川べに氏によるトークセッションや生演奏も予定している。

    本ベントの収益は、彦十蒔絵に全額寄付される。また、彦十蒔絵作品の展示販売会を4月12日(金)~17日(水)に開催予定。

    チャリティイベント「“継承“彦十蒔絵」

    【概要】
    日時:
    4月6日(土)①16:00~17:30 ②18:30~20:00
    会場:日仏文化協会 汐留ホール
    出演:若宮隆志(彦十蒔絵 代表) 高禎蓮(彦十蒔絵 マネージャー)
       蜷川べに(和楽器バンド/津軽三味線奏者)
       セバスチャン高木(小学館文化事業局プロデューサー)
       前﨑信也(京都女子大学教授)
    入場料:3000円(税込) ※全自由席(整理番号なし)
    チケット購入:e+(イープラス)
    チケット販売:4月6日(土)16::00まで

    ■イベント詳細はこちらから


    【プログラム】

    第1部 生・漆チャンネル
    若宮隆志×セバスチャン高木

    第2部 世界に一台のエレキ三味線、LYCORIS制作秘話
    蜷川べに×前﨑信也&若宮隆志&高禎蓮
    ※蜷川べに演奏

    【出演者プロフィール】

    蜷川べに(和楽器バンド
    津軽三味線奏者。和楽器バンドのメンバー。和楽器バンドは、詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた8人組の新感覚ロックエンタテインメントバンド。最新作品は、アニメ「範⾺刃⽛」野人戦争編オープニングテーマ「The Beast」収録のオリジナルアルバム「I vs I」。コロナ禍により苦境に立たされている日本の伝統文化・芸能を支援する「“たる募金”プロジェクト」を立ちあげる。廃業の危機にあった大手三味線メーカー東京和楽器をはじめ、広島県福山市を通じて、福山琴を支援。楽器メーカーのみならず、岐阜和傘、「沖縄県の伝統文化・芸能」、和太鼓など日本の伝統文化への支援も積極的に行っている。

    蜷川べに(和楽器バンド 津軽三味線奏者)
    蜷川べに(和楽器バンド 津軽三味線奏者)

    セバスチャン高木(小学館文化事業局プロデューサー)
    音声メディア「日本文化ラジオ」で配信中の「漆チャンネル」では、蒔絵の歴史、制作過程、材料など漆にまつわる超ディープな話を編集長セバスチャン高木と彦十蒔絵代表若宮隆志で放送中。多様で奥深い日本文化の魅力をていねいにわかりやすく解説。美術、茶の湯、旅、歌舞伎、工芸、ちょっと濃厚な歴史トピックまであらゆる角度から発信。


    ■漆芸集団「彦十蒔絵
    若宮隆志が主宰する漆芸の職人集団。古典的な技術を研究するとともに新しい技術の開発にも積極的に取り組んでいる。かざり、あそび、ユーモアなどを踏まえた古くて新しい意匠の作品により、伝統的な漆芸の世界を復興するための活動を行っている。

    KOGEI Next
    工芸作家とこれまで関わりの薄かった現代社会が重なることで生まれる作品や活動、自然環境や社会課題との関わりを通じて、モノとしてだけではない新たな価値を持った工芸の次のすがたを実現させる運動。京都で美術商を営むKANEGAEと、IoTクリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援するクロステック・マネジメントが主催・推進している。

    ■「“和”の響き」プロジェクトについて
    日本人が受け継いできた技術と、その時代を生きた人々の流行、そして日本の気候・風土の結合によって生まれた、日本独自の響きである「“和”の響き」。プロジェクトでは、和楽器だけではなく、「和」と名の付くさまざまな日本の文化が生み出す「響き」を入口に、日本文化や伝統工芸の魅力を再発見し、日本だけでなく海外にも幅広く届けている。