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【続】ろーかる・ぐるぐるNo.41

「世界一贅沢なお茶会」

2014/10/16

お休みはたいてい会社のテニスコートで過ごします。1週間、飲んで食べて蓄えた悪いものを汗とともに流し去る気分は最高です。全米オープンの錦織選手に刺激されたわけではないのですが、イメージだけはトッププレーヤー。先日も攻撃的なボレーを仕掛けるべくネットに向けて果敢にダッシュしようとした瞬間、「ドンッ!」。ふくらはぎに硬球がぶつかったような痛みが。人生初の肉離れで病院直行となってしまいました。もうちょっと準備運動は入念に、食生活も気をつけ体重を減らして復帰を目指さなければならないようです。

そんなぼくには悪魔のように魅力的な新商品が出来上がりました。「世界一のお茶会」という名のスイーツ専門カタログギフトです。全国の地方新聞社が厳選した20種類のスイーツから好きなモノを選べます。

例えば東奥日報(青森)が選んだのは「紅玉のアップルパイ」。りんご生産量日本一の青森県弘前市はアップルパイもいろいろあって、中でも評判なのがりんご農家であるタムラファームだそうです。使うのは自家農園で土づくりから丹精して育て上げ、真っ赤に熟した紅玉のみ。皮つきのままバターでじっくりソテーし、はちみつとフランスのアップルブランデー「カルバドス」で香味づけされたフィリング(パイの中身)はルビー色に輝きます。


ろーかる・ぐるぐる41 紅玉のアップルパイ

 

一方、上毛新聞(群馬)代表は1756年(宝暦6年)創業以来250年以上の伝統を誇る老舗、丸田屋総本店の「生クリーム大福」。代々和菓子店だったのに、なぜか19代目の田村昌義さんが洋菓子職人になってしまいました。そして父であり和菓子職人でもある18代目、田村勲さんと一緒になって「生クリーム大福」を開発したそうです。半分にカットすると見える繊細で鮮やかな彩りの餡子やクリームには、たしかに和菓子、洋菓子それぞれの職人技が見てとれます。


ろーかる・ぐるぐる41 生クリーム大福

 

同じくユニークな後継者を持つのが四国新聞(香川)推薦の風月堂。平賀源内のふる里として知られるさぬき市志度の「濃い抹茶ドゥーブル」です。昭和5年創業ののれんを守る3代目は工業大学卒業という異色な経歴の持ち主。持ち前の研究心で伝統に斬新なアイデアを加えるべく、京都宇治の濃厚な抹茶ムースと抹茶を加えたレアチーズの2層(ドゥーブル/ダブル)でスイーツを開発したのだとか。

 

ろーかる・ぐるぐる41 濃い抹茶ドゥーブル

 

こんなユニークなスイーツが日本全国から集まって「世界一のお茶会」は出来上がりました。しかしもっとも特徴的なのはそのデザインです。
カタログを注文したお客さまの手元に届くのはお菓子屋さんで手にするような白い箱。そしてそこから出てくるのはケーキのような缶です。その中身は一枚一枚がひと皿のスイーツの写真になっているので、テーブルに広げれば「お茶会」気分が味わえます。カードを裏返せば記事体で商品を説明しているので、好きなものを一つ選んで注文するとそれが後日届く、という寸法です。

 
ろーかる・ぐるぐる41 お茶会缶 ろーかる・ぐるぐる41 皿1
ろーかる・ぐるぐる41 お茶会皿2 ろーかる・ぐるぐる41 説明書
本物に見えます? これ全部写真です。
 

 

以前お話ししたカタログギフト「贈りもの弁当」が好評なので、その第2弾として企画しました。しかし商品設計のコンセプト(アイデア)は第1弾と異なる新しいものです。というのも和牛や干物など広く地方の名産品を贈る贈りもの弁当と違い、今回は明らかに「駅弁(旅)」が似つかわしくありませんでした。その代わりにアートディレクターの工藤真穂さんが発明したのが「お茶会を贈る」という視点。スイーツには人を幸せに迷わせるチカラがあるので、盛大なお茶会のようにそれをズラッと並べれば、それだけで選ぶ楽しみを表現できるという考え方でした。

一度手に取っていただければ分かると思いますが、細部まで楽しい遊び心が行きわたっています。おかげさまで大阪の商品発表会でも大好評だったとか。もしよろしければ、ここを「ポチッ」としていただくとお買い求めいただけます。

 
ろーかる・ぐるぐる41工藤真穂AD
9月まで台湾赴任していた工藤真穂AD

 

どうぞ(是非是非)召し上がれ!