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人もペットもうれしい社会を。No.26

ペットあるあるマンガ⑤「ケンカの媒介役」

2015/06/10

喧嘩の媒介役
─ ケンカ中 ─
ポチもAかBだったらAよね!
Bのほうが良いってポチも思うだろ?
ワン! ワン?
《今日のペット教訓》 お互いに 相手に言わず 犬に言う

恋人、夫婦、兄弟…どうしても人は、ささいなことでケンカをすることがあります。
例えば、子どもがいる家庭だった場合、ケンカ相手に言いたいことを、代わりに子どもに言って間接的に相手に聞かせる方も中にはいるかもしれません。

ケンカの度合いにもよりますが、怒鳴るようなものでなければ、ケンカ中の相手に上手く言えない気持ちを、間にいる誰かに言うことで間接的に伝えるのは常套手段ですよね(笑)。

こういったシチュエーションの時、ペットプロジェクトメンバーの中にはペットがその役割になっている、という家がありました。
二人の間で板挟みになっている、という状況なので少しかわいそうな気もしますが…(笑)。
人の言葉を話さないペットだからこそ、より言いやすい(より聞いてほしい)、ということかもしれません。

ただ、とても面白いのがこのような状況に巻き込まれたとき、犬がまるで仲裁をしようとしているかのような動きをすることです。二人それぞれに寄り添ったり、ほえてみたり。
こんな姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

もちろん、犬自身の性格や、ケンカだと認識せずに自分がその場の仲間外れになったような寂しさからアテンション欲しさに飼い主に構う犬もいるのかもしれません。
ですが、私たちを止めているのでは?と思えるような犬の動きを見るとなんだかこちらの気分も落ち着いて、いつの間にかケンカをしていることも忘れたり…逆に癒やされてしまうこともあったりします。

さて、このような行動を犬がとる背景には、犬が群れで生活をしてきた習性が影響しているといわれています。群れでの生活を乱す“ケンカ”。それを止めるのは、本能的な動きのようです。
実際、人間のケンカに巻き込まれるシチュエーションだけでなく、犬同士や、その他の動物同士の仲裁もすることがあるそうです。

生活の中にペットがいると、ささいな日常の行動も変わっていきます。
言葉を話すことができないのに不思議と心が通うようなこの気持ちは、動物と生活することの醍醐味かもしれませんね。

みなさんのペットはどんな行動をしていますか?

 

(コラム:奈木れい マンガ:須藤絵理香)