ウィルチェアーラグビー体験で
笑顔と歓声
2015/09/30
日本障がい者スポーツ協会は9月28日、千葉市立寒川小で「ウィルチェアー(車いす)ラグビー」の体験会を開いた。
協会では、児童に障がい者スポーツの魅力を体験してもらい、心のバリアフリーを促進することを目的に「障がい者アスリート交流キャラバン」を随時実施している。
今回、10月29日~11月1日に千葉ポートアリーナで「三菱商事 2015 IWRF(国際ウィルチェアーラグビー連盟) アジア・オセアニア チャンピオンシップ」が開催されることから、市内の小学校で同キャラバンが行われた。
当日は、日本代表の羽賀理之、今井友明、山口貴久選手ら6人が来校し、4年生児童と交流した。児童は、選手に教えを受けながら競技用車いすに試乗。初体験とあってコントロールするのに苦労しながらも全員がコースを完走した。前半は静かだった児童も、車いす同士を激しくぶつける「タックル」体験になると、大きな衝突音と衝撃に盛り上がりを見せた。先生たちがタックルされる番になると選手の当たりも手加減なしで、児童の笑顔と歓声が体育館にあふれた。
選手によるデモンストレーションゲームでは、その俊敏な動きと転倒もあるぶつかり合いを目の当たりにして応援もヒートアップ。車いすラグビーは児童の心をつかんだようだ。
選手は「障がいがあっても、これだけのスポーツができる。皆さんも不可能だと思えることに、あきらめずチャレンジして」とメッセージを述べ、ぜひ大会に応援に来てくださいとあいさつした。同様のキャラバンは、9月18日に市立本町小でも開催された。
日本障がい者スポーツ協会(JPSA)サイト:http://www.jsad.or.jp/
日本ウィルチェアーラグビー連盟(JWRF)サイト:http://www.jwrugby.com/