視覚障がいを可視化「VISIONGRAM」、パラ柔道日本代表選手団が採用
2024/01/09
電通は、視覚障がいを可視化するビジュアルフィルター「VISIONGRAM(ビジョングラム)」 を開発した。2023年12月4日(月)〜5日(火)に開催された視覚障がい者柔道の世界大会「IBSA柔道グランプリ大会 東京2023」で日本代表選手団に採用された。
「VISIONGRAM」は、視覚障がい者の見え方を表現したビジュアルフィルター。視覚障がい者の検査データをもとに、ドットの大小や密度を変化させることで、一人一人異なる視覚障がい者の「視力」「視野」「感度」を表現する。視覚障がい者にとって、言葉で説明することが難しいとされる自分の見え方を、周囲と共有することが可能になり、視覚障がい者と健常者の間に新しいコミュニケーションが生まれ、視覚障がいへの理解が深まることが期待される。
※本フィルターは視覚障がい者の見え方そのままの再現ではなく、視覚障がいの検査データを分かりやすく表現したもの
2023年12月4日(月)〜5日(火)に東京体育館で開催された視覚障がい者柔道の世界大会「IBSA柔道グランプリ大会 東京2023」において、日本代表選手団が「VISIONGRAM」を採用。発表記者会見には、企画・開発を行った電通Future Creative Centerより、クリエーティブディレクターの志村和広氏も登壇。大会期間中、日本代表選手は、「VISIONGRAM」を適用させた名刺を所持したほか、SNSでも本フィルターを通じて自身の見え方を発信・共有した。
■「VISIONGRAM」公式サイトはこちら
https://visiongram-project.com
■各選手の見え方を体験できるビジュアルフィルターはこちら
瀬戸勇次郎選手:https://visiongram-project.com/project1/seto/
廣瀬誠選手:https://visiongram-project.com/project1/hirose/
工藤博子選手:https://visiongram-project.com/project1/kudo/
半谷静香選手:https://visiongram-project.com/project1/hangai/