ニュース公開日: 2024/01/080視覚障がいを可視化「VISIONGRAM」、パラ柔道日本代表選手団が採用#デジタル/テクノロジー#クリエイティブ#メディア/コンテンツ#テクノロジー#パラスポーツ#クリエイティブ前の記事次の記事 電通は、視覚障がいを可視化するビジュアルフィルター「VISIONGRAM(ビジョングラム)」 を開発した。2023年12月4日(月)〜5日(火)に開催された視覚障がい者柔道の世界大会「IBSA柔道グランプリ大会 東京2023」で日本代表選手団に採用された。 「VISIONGRAM」は、視覚障がい者の見え方を表現したビジュアルフィルター。視覚障がい者の検査データをもとに、ドットの大小や密度を変化させることで、一人一人異なる視覚障がい者の「視力」「視野」「感度」を表現する。視覚障がい者にとって、言葉で説明することが難しいとされる自分の見え方を、周囲と共有することが可能になり、視覚障がい者と健常者の間に新しいコミュニケーションが生まれ、視覚障がいへの理解が深まることが期待される。 ※本フィルターは視覚障がい者の見え方そのままの再現ではなく、視覚障がいの検査データを分かりやすく表現したもの 視覚障がい者の見え方を表現した一例(右)。視力の低さにより全体がぼやけて不鮮明で、視野中央に欠けている範囲(暗点)がある 2023年12月4日(月)〜5日(火)に東京体育館で開催された視覚障がい者柔道の世界大会「IBSA柔道グランプリ大会 東京2023」において、日本代表選手団が「VISIONGRAM」を採用。発表記者会見には、企画・開発を行った電通Future Creative Centerより、クリエーティブディレクターの志村和広氏も登壇。大会期間中、日本代表選手は、「VISIONGRAM」を適用させた名刺を所持したほか、SNSでも本フィルターを通じて自身の見え方を発信・共有した。 発表記者会見に登壇した(左から)電通・志村和広氏、日本視覚障害者柔道連盟・初瀬勇輔氏、東京2020パラリンピック銅メダリスト・瀬戸勇次郎選手 日本代表選手の「VISIONGRAM」の一例(右上:名刺・下:ビジュアルフィルター) ■「VISIONGRAM」公式サイトはこちら https://visiongram-project.com ■各選手の見え方を体験できるビジュアルフィルターはこちら 瀬戸勇次郎選手:https://visiongram-project.com/project1/seto/ 廣瀬誠選手:https://visiongram-project.com/project1/hirose/ 工藤博子選手:https://visiongram-project.com/project1/kudo/ 半谷静香選手:https://visiongram-project.com/project1/hangai/